「CHICAGO」 赤坂ACTシタター

teru10162009-10-12

13時〜 12000円  
お芝居を2本続けて観た次の日はな〜〜んにも考えずにミュージカル!!! 最高!! 「RENT」も観たくてたまらないのだが、なかなか日程が合わない。 次は私の連休に合わせて欲しい〜〜w でも、この作品もかなり良かった。 映画で観ていたので、ストーリーが頭に入っている。 見難い字幕(電光掲示板)を見なくてもよし。 本場の音楽、ダンス、そして大澄賢也もかっこよくて・・・(*^^*)  彼は外人の中に入るとやはり小柄な感じはしたけど、ダンスのシャープさは日本人として誇りたい素晴らしさだった。 重厚な絵画のようなプロセニアムアーチに囲まれた舞台中央には階段上のオーケストラ。 こんなにメインにオーケストラがある舞台を観たことがない。 たいてい、舞台前方下や、後方奥、或いはサイド。 オーケストラメンバーもしばしば芝居に参加する。 おもしろい演出だ。 不倫した相手が浮気しているからとピストルで殺した女、ロキシー・ハート。 彼女は監獄の中で会った囚人ヴェルマ・ケリーと同じくよくも悪くもセンセーショナルな人物になりたいと望む。 悪人としてでも新聞やメディアで騒がれたい。 だけど死刑にはなりたくない。 そのために敏腕弁護士ビリー・フリンと組む。 だが、それも長くは続かずに、次々起こる新しくまぶしい犯罪。 彼女らは二人で組んでしたたかなショーを行う。 正義とか思いやりとか品格とか・・・全部クソクラエ! アメリカ女性の性根をこれでもかと叩き切る。 内容はえげつないけど、ダンス、歌、ところどころに入るギャグのおもしろいこと。 まさにミュージカルにぴったり! 以前映画でみたときは表現がリアルなので、ちょっとツライ部分もあったのだが、舞台はどんなにひどいものでもあっけらかんとしている。 大澄賢也の役も結構重要なのだが(殺される浮気相手)あっさりしていていい感じ。 ミュージカルはダンスと歌が命。 フォッシーの演出はDVDフォッシーで見ていたので、雰囲気がよくわかった。 タバコを吸いながらのゆるやかなダンス、ママモートンの重厚な歌、太ったエイモスのコミカルな歌やダンス。 ユニークでダイナミック、だけどそんなに派手ではないので、私たちの年代にも大いに受け入れやすいミュージカルだった。 遅く買った割にはいいポジションだったので売れてないのか?と思っていたが、当日、席はほぼ満席状態だった。 宣伝技術も高いのだろうな。