「カガクするココロ」「北限の猿」 北九州芸術劇場小劇場

teru10162009-11-29

13時〜 と 16時〜 5000円  青年団
青年団! 福岡から5人でアイノリしてダブルヘッダーに挑んだ。 二作品券で5000円。 キャラメルボックスのハーフシアターは全く別の作品だけど、ここのは同じシチュエーションで役をかえて複数の役者が続けて出演する。 「カガクするココロ」から10年後が「北限の猿」らしい。 舞台はある大学の実験室。 学生や研究員、大学院生らに加えて、妹とかその友達とか、製薬会社のセールスマンなどが入り乱れ、最初は名前を覚えるだけで精一杯だった。 ごくごく普通の大学内の様子。 私が大学に通っていたのはもう30年以上前だから、きれいな研究室だな〜と最初に思った。 まず部屋でタバコを吸えないというのは昔なら考えられない。 しかも、あんなに男子がこぎれいなことはなかった。 女の子も垢抜けている。 実験は微生物とたち、カビとか大腸菌とか培養しているらしいけど、カガクといっても「化学」のほうだったのね、と気がついた。 各学部からの選抜で共同開発していることがあって、それが遺伝操作であって、クローン猿を作ろうとか、常人にはあまりわからない神に近い作業をしているのだ。 しかし、実際には恋に悩み、人間関係に苦しみ、お金がないとか、仕事はどうするかとか、家族問題とか・・・普通の人間の生活を10年前も10年後も同じように繰り返している。。。ということをゆる〜く見せている。と理解した。 どちらも唐突に終わった感じだけど、実に心にストンと落ちる終わり方だった。 平田オリザすごいな〜。 ファンになった、また本を読まなきゃ。 「静かな演劇」の先入観があったので、最前列に陣取ったけど、正解。 同時に会話したり、後ろ向きに座って話したり。 ことばは明確だったけど、物理的に聞こえにくいときはあった。 2本ともあっと言う間だった。 こういうダブルならまたやってほしい。 役者さんは切り替えが大変だろうけど。 高速代、駐車場代などを割りカンしたけど、すごく安くあがった。 クルマを出してくれる人がいれば、北九州はこれが一番安いな(^^) 小倉に行くときはみんな一緒に行きましょう♪