「LOST CHILD」 甘棠館Show劇場

teru10162009-11-28

19時〜 2000円  謎のモダン館
いつものハードボイルド風コメディというか、いやそんな軽いものではなくてシリアスに問題となっている、過疎化した町がダムの底に沈むのを阻止する住民たち、という話。 白濱さんと田村さんは覚えた。 この二人ってすごく気があう感じ。 あうんの呼吸で演技する。 またその役柄もぴったりというかハマリでやっぱりあてがきなのかな? 白濱さんは作・演出・かつ必ず出る。 という岩井秀人みたいな人だ。 岩井さんは人の作品ではうまくいかないので、自分で作って自分で出る、と言っていた。 でも、今度AGAPEに出るよね(^^;;  話しを戻して・・ モダン館は随分福岡でも知られるようになったようで、観客、以前より増えたのではないかな? 謎のCDをつけるとか丁寧なご挨拶とかかなり好感を持てる。 観客にとって芝居の次にそういう部分は重要。 全て合わせて『公演』となる。 劇場パンフはA3を半分に折って、役者それぞれの素顔を見せる、こういう作り方もいいな。 前回も書いたような気がするけど、役者さんのレベルに差があるので、これからは質をそろえていくことが大事だろう。 はらはらしたり、感動したりすべき場面で苦笑してしまうのはやっぱりまずいかな。。 今回一番よかったのは、お役所の円島役の伊折純香さん。 ちょっと上目線のきつい女を演じていたけど、感情を抑えつつセリフでいい演技をした。 ダサイ地味な格好だったのも逆に目を引いた。 大坪さん演じるギャンブラーレイもカッコよかった♪ 学生のときに憧れた上級生(女性)のようだった。 若い劇団員はこれからもっと鍛えられることだろう。 劇中ではバックギャモンなるゲームをするのだけど、さっぱりわからない。 ギャンブルは好きではないけど、演劇の小道具に使われるのはなかなかいい。 ラストは想像していた終わり方だったけど、悲しかった。 なんとかハッピーエンドになる方法を見つけたほしかったけど。。 現実は厳しいね。 これからも総合的な評価が高くなるよう頑張ってください(^^)v