「饒舌な足裏」 ぽんプラザホール

teru10162009-12-21

19時半〜 1800円  HALL BROTHERS
名前(つづり)が変わって、新生ホールブラザーズの最初の作品。 といっても別にそれを意識してはいないと主宰の幸田さんは書いていた。 吉浦さんがよかった〜 ぴったりの役どころというか、強ぶる態度が可愛いというか。 そんなことしたってみんな離れていくばっかりじゃない、とはらはら母目線でばっかり見てたのは私だけかw 女の子も最初は惹かれるのよ、彼のようなタイプに。 でも、疲れちゃうんだな、きっと。 今までの作品が結構内容的に深かったり重かったり、社会的な問題に取り組んできたと思うので、身近な問題を取り上げて作品化した今回は、非常に見やすくなった。 これは初めて舞台を観る人にも勧められる。  足裏マッサージ店(ラ・ピュア)が入っている森ビルのオーナーが家賃を値上げすると言ってきた。 今でもぎりぎりなので存続をあきらめた若い女性店長川上真樹子(坂井操)は店を出ていく。 残った店員たちでなんとかやっていこうとするのだが一番上達の早かった永野(吉浦彰彦)は施術がだんだん雑になりスランプに陥る。 経営は挫折した川上だが、技術的にはやはり飛びぬけていて、慕う店員や客も多い。 同じ商店街の百田(大澤鉄平)や山崎(竹崎史織)、同じビルで自然食の店をやっている奥村千寿(わだちよ)らとオーナーを説得すべく戻ってきた川上と店員の諸島(萩原あや)、小坂(中茂久也)、伊藤澄香(高橋明子)、常連の高谷(長島孝憲)は森オーナーをマッサージの施術で説得しようとするが・・・・   いろんな人がでてきて絡みは多いけど、澄香のさわやかな頑張りと永野の心境の変化が一番印象に残った。 性格を変えるのは難しいけど、考え方は熱意を持ってあたれば必ず変えられるということが伝わってきたのがうれしい。 人間関係は脆くて壊れやすいものだけど誤解を解く熱意が大切だと思う。 もういいや、とあきらめるのが早いのはいけないなと反省。 上手くいえないけど、かなりプラスのオーラを受け取った。 次回の作品も楽しみだな(^^)