「新劇の名作特集」 演劇の映像を見る会 第11回特別例会(集中映写会)

teru10162010-02-11

10時〜 福岡市立南市民センター  
今回は60年代から新劇作品を4つ選んでいただいた。

民藝「火山灰地 第一部」(1961年 2時間45分) 作:久保栄  演出:村山知義

俳優座桜の園(抜粋)」(1963年 1時間25分) 作:A.チェーホフ 演出:千田是也

文学座女の一生」(1961年 2時間10分)  作:森本薫 演出:久保田万太郎戌井市郎

山本安英の会「子午線の祀り」(1981年 3時間) 作:木下順二 演出:宇野重吉 ほか


最後まで見ると夜の9時を過ぎてしまいそうなので、3本だけ見せてもらった。 どの作品も昔のなのにすごくおもしろくて、古い=時代遅ではないと確信した。 「火山灰地」は題名から想像できるように、北海道の開拓苦難時代の話し。 2部構成の1部を見た。 昔、歴史でそんな話しは聞いていたものの、九州から遠いのもわざわい(?)して全く興味を持たずに今日まできた。 最初はだれでも苦労する。 まさしくそうだな、と実感の作品。 極寒の様子がリアルに再現されていて、これは本物の雪?という1幕の導入から、研究者たちの苦労と苦悩。 昔の情景をなつかしく観ながら、すごく!上手い(他にいいようがない)役者さんたちの演技を楽しんだ。 ラブ話の部分はもう最高に純情で、胸キュンだった(死語) 若い大滝秀治のふけメイクがおもしろかった。 2部は。。。さてどうやって観よう?(^^; 「桜の園」は本で読んだだけ、とにかく世間知らずの奥様が出てきて、まわりとちぐはぐながらも自分の家だったところと愛する桜の園へこだわりを表現。 さすがに外国ものは理解不能な部分はあったものの、好きな作品だった。 「女の一生杉村春子主演。 幅広い年齢層を演じきった杉村春子はすごいと思った、たぶん、10代から80代。 それを再現できる女優がいるのか? 1996年から平 淑恵、そして今年2010年に荘田由紀で再演。 この荘田由紀、えんぶで観たけど、驚くほど美人、それもそのはず鳳蘭の娘なのだ。 うーむ・・・やっぱり血筋なんだろうか? 「子午線の祀り」も気になったが観れず。 いい作品は何度も再演されるからまた気長に待つことにしよう♪ 今回は三人の参加。 どの部分だけでもいいんだけどな、気軽に参加してもらうといいんだけど。 次回の集中映写会には是非皆様もご参加ください。 mixiに入っている人は「演劇の映像を見る会」コミュ http://mixi.jp/view_community.pl?id=3786547をご参考に。