19時〜 9950円（共通チケット） 謎のモダン館
福岡演劇フェスティバルのチャンス枠作品で公演。 以前、甘棠館Ｓｈｏｗ劇場で観たけど、とても思いが伝わってくる作品だった。 この日のためにまた再構成して練り上げてきたのだろう。 福岡は慣れてきたとはいえ、甘棠館Ｓｈｏｗ劇場とぽんプラザホールメインだったから、西鉄ホールはかなり広かっただろうな。 内容は前回も書いたが、ダムの底に沈む予定の過疎化した町の住民が最後まで抵抗するというストーリー、そこに偶然いあわせたギャンブラー鬼山が、お役所とのバックギャモン対決に手助けをするも結果は敗北、反対住民はダム放水の日に・・・・・ そもそもダム建設は洪水被害を防ぐための案件だろうし、実際住民の多くは家族を過去の洪水で亡くしている。 それなのに、というかだからこそここにこだわる理由があるのかな〜 私はもう生まれ故郷から離れているし、帰っても誰もいない、あまり感傷的になることもないので、ずっといる、というこだわりが正直理解できなかった。 でも、２度この作品を見てわかったような気がする。 福岡や東京ではない、長崎に住んでいるからこだわる部分があるのではないかと。 うーん、説明しにくいし、え？違いますよ、といわれそうだけど。。 セリフ量が多いので、相当な早口になることとどなり口調になる部分は直したほうがいいと思うけど、笑いをとる部分や西部劇っぽい部分のテンポよさは好きだったし、役者さんの熱い思いは十分に伝わった。 演フェスに参加したことで劇団も観客もプラスになったことを大事にしていきたいものだ。 いろんな感想がネット上に出てきたし、特に演劇に専門的な人のことばは今までのアンケート等よりも効果的ではないのだろうか。
