「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」 映画 

teru10162010-06-02

1000円  レディースデイ
中井貴一がいい感じで夢を追う中年男性を演じた。 サラリーマンとして勝ち組であった筒井肇は母の病気や同僚の事故死をきっかけに子どものときからの夢であるローカル列車の運転手となることにする。 それまで仕事一途だった彼はぎくしゃくした家族関係にも目をむけるようになった。 心優しい妻や娘、気丈な母に囲まれて彼の夢は現実のものとなった。 ほとんど起伏がなく淡々と話は進んでいったが、こういうゆる系の映画もいいなと思った。 ゆるっと表面的には進むが今の世の中、ほんとに大切なものはナニか?をみんなが模索している最中なのかもしれない。 あまりに平坦ではいけないと思ったのか同期の運転手が起こしたミスは乗客の命に関わる重大なミスでちょっと重かったかも。 人間らしさと仕事の正確さは相容れないものだというエピソードもほほえましたかったがなんとも寂しかった。 田舎の自然豊さには引き込まれるが実際自分に置き換えてみると仕事をやめて帰れるだろうかと思う。 映画はいろんな登場人物に自分を投影できると思う。 母役の奈良岡朋子さんが良かったな〜〜 こどもにはこどもの人生があることを知っている、潔い。 私もそうありたい。