「劇団きららの「星の王子様」」あじびホール

teru10162010-09-05

16時〜 1800円 劇団きらら(福岡・九州地域演劇祭)
池田さんの作るものはなぜこんなに輝いているのだろう。 それは技術的なものもあるのだろうけど、人間的な広さというか深さがあるからだと感じる。 だから万人に支持されるのではないかな。 どんなに素晴らしい演劇でもやっぱり好みでないものはある。 それは押し付けがましさとかスタッフワークの悪さとかちょっとしたことが根を広げるということがままあるので。 そういうときはできるだけアンケートに書くようにしている。 正直、今回の作品はきららの中ではオリジナルでないということもあるし、そこまで観たいー!というものではなかったのだけど、だけどやっぱり観てよかった。 丁寧に解説してくれる池田さんはたとえ本を読んだことがない人でも十分に楽しめるようにとの配慮を感じる。 サン・テグジュペリの星の王子様は有名だけど童話にしては難しい。 それが意図していることを最初に説明していただいた。引喩(隠喩かしら?)を多く使うこの作品はとりとめもない登場人物がいる。 決して若いといえない彼女だからこそ演出できる「星の王子様」がそこにあった。 そして王子様(宗真樹子)ほんとに可愛い、永遠の童女だわ。 前回のとんでもないかあちゃん役も良かったけど、こういう役が一番彼女のキャラクターに合っているような気がする。 飛行士(高木優一郎)は作者そのものだろうか。 王子を見守りながらも(坊ちゃんと呼びかけるところが執事みたい)現実には逆らわない。 ヘビの毒で死ぬなんて自死?なぜ。 それもまた秘密めいた解釈なんだろうけど、”大切なことは目にみえないんだよ”とつぶやく。 バラ(オニムラルミ)は存在感があるな〜 衣装もメイクも演技もすごくきれい。 そのほかの三人の男性出演者は初めてだったのだけど、池田さんにうまく操縦されていたw  あじびホールが月になっていた。 見えないものが私には見えただろうか?  入り口の箱で何が覗けたかは秘密にしておこう。 物販のところできららの王子w豊永さんがいた♪ もちろんTシャツ買わせていただきましたv(^∀^*)