「鏡池物語」 箱崎宮 特設舞台(野外)

teru10162010-09-12

19時〜 投げ銭制 野外劇団 楽市楽座
今まで見た野外劇は野外と言ってもテント芝居がほとんどで、本当に屋根のない場所で芝居を見たのは、小倉の紫川物語と今回の鏡池物語。 場所がはっきりわからなかったけど、日替わりゲストのアダチ宣伝社の安達さんがちらしを配っていて道案内してくれた。 チンドン屋さんはぴったりのゲストだな〜 丸い子ども用プールのようなセットを組み、その中に盆を浮かべてその上で演じる。 この盆はゆっくり回っておりかなり丈夫そうだ。 しかし天気は雨っぽくていつ降るかわからない状態。 案の定途中でぽつぽつ降り出してきて傘をさした。 5分ほどで雨もあがり、ほっと一息。 開演までに金魚姫(佐野キリコ)が池の周りを踊りながら回る。 蛇ダンディ(長山現)がギターを弾く。 一家三人のみで全国をまわるという彼等は何者? 舞台の後方にバンが2台。 これにセットも全部乗せるらしい。 寝るのもおそらくここだ。 さてお話は金魚姫とヘビダンディのカップルは子どもが欲しいが種族が違うから望めない。 そこに虫のホーキオニ(萌)が表れてその愛らしさに子どもにしようする。 ホーキオニと相撲をとって負ける蛇ダンディ、親なんかいらないというすさんだ心のホーキオニにこんこんと親の気もちを説く金魚姫。 仲間のもとに帰るというホーキオニを一旦見送った二人だったが戻ってきた彼に大喜び。 三人での生活に帰っていく。 実際の三人の実情とシンクロする部分がかなりありそうで、興味深く芝居に見入った。 アンケート用紙に折り紙がはさんであり、気にいった場面があればこれに硬貨を入れて投げてくださいということ。 もってる硬貨全てを4枚の折り紙にくるんで、要所要所で投げ入れる。 歌や踊り演奏の部分が投げやすい。 或いは決めセリフを言うところ。 ホーキオニは発声がもう一歩だったが金魚姫と蛇ダンディの声はとてもよく通る。 盆の上や池の周りを間段なく駆け回る。 至近距離に来たとき滂沱の汗を見た。 でも、涼しげなんだな〜 ほんとに役者!! 蛇ダンディはギターだけでなく三味線も弾く、これがアンプ付き。 初めてみたw  放生会の日程と合わせての公演。 祭り客も多くて、結構人だかりがしていたようだ。 終演後は盆の上に乗ってもいいですよ、といわれたが恐くて乗れなかった。 長山さんに紹介してもらったがさばさばっとした感じの方で本当に自然体だと思った。 ラストまでご安全に。 そしてまたほかの場所でも盛況でありますように。 「明日もくるけんねー」と言ってる人がいた。 ファンかおっかけか。 そういう人たちにも支えられているんだろうな。