「みんなのハムレット」 SECOND LIFE本社ビル1F 

teru10162010-10-30

19時半〜 2000円 あなざ事情団  
福岡・九州地域演劇祭で上演された「よかっちゃん」作宮園瑠衣子の演出をされたあなざ事情団のわたなべなおこさん。 福岡では観られない斬新なものだったけど、そのわたなべさん率いるあなざ事情団による、「みんなのハムレット」。 観客参加型の演出をされるのがわたなべさんだったから、一応覚悟はしていったものの・・・いやー予想以上だった。 シェークスピア作の「ハムレット」は知らない人はいないだろうけど、詳細な内容は、やはりほとんどの人が知らないだろう。 私は劇団四季の「ハムレット」を2回見たけど、ハムレット役をじーっと見つめていてたようなもので、ストーリーも漠然としたものしかわかってなかった。 父親が叔父に殺されて、母はその叔父と再婚したとか、婚約者のオフィーリアが狂ってしまったとか、その兄のレアティーズと決闘したとか、断片的なことばかりで。 今回初めて全体の様子が分かった。 本当によかった、ありがとう!あなざ事情団。 ハムレットのストーリーを追いつつ、観客を巻き込む。 その手法は有無を言わせない。 おそらく観客の多くはそのことをわかっていて参加したはずだ。 パンフを読むと、「観客参加型」から一歩進んで「観客創作型」の舞台を目指しているとのこと。 ハムレット○×クイズとか、紐のついた座布団をお尻にあてて移動するとどこでも座れるなど、子どもでも楽しめる工夫があちこちにあり。 予期しないときに数回絡まれて、妙なことを口走ってしまった。 気のきいた反応ができないのが悲しい(TT) 演出のわたなべなおこさんはもっぱらナレーターで倉品淳子さんと松田弘子さんが主に演じる。 松田さんはほわっとした感じで、倉品さんはぎらっとすごい目力で迫ってくる。 私も目はでかいほうだが。。。。ま、負けました(^^;) 最後にハムレットの最後のシーンを自分たちで作ろうということで、3つのグループに分けて、ミーティング。 ますますWSみたいになってきた。 しかも90分という話が既にオーバーしている、あとの予定を入れてなくて良かった〜 私は松田弘子さんのグループに入って、小学生が考えたラストシーンを配役を決めて打ち合わせ。 私は王役、言われるがままにセリフを言ったり演じたり(@@)幼稚園以来の演劇体験だった(大笑) いやーーーすごく楽しかったんだけど、本物の役者さんとかどうだったんでしょうか?(心配) たぶん数名いたと思う。 いずれにせよ、貴重な体験をさせていただき感謝、感謝。 いろんなタイプの演劇があるっていいなぁ〜