「英国王のスピーチ」 映画 

teru10162011-03-06

夫婦割引1000円  
評判が高かったので行きたいなと思っていたらアカデミー賞を数々受賞、あらら。。 上映場所も東宝系のみということだったので、これは多いかもねと。 最近観た中ではかなり観客は多かったけど、それでも満席ではなかった。 映画人口ってやっぱり減ってるのかな〜 現エリザベス女王の父、ジョージ6世の吃音障害をとりあげたもの。 5歳のころから発言語に異常をきたしはじめたジョージ6世、妻のエリザベスは治療すべくあちこちの医者を渡り歩く。 口コミで聞いたスピーチ矯正家のライオネルを訪ねた彼女は彼に往診を望むが、彼は自分のところへくるように指示。 ライオネルは吃音の原因が心理的なものだと考え、物理的な治療だけでなく心療治療も進めていく。 ジョージ6世に自信と国民と向かい合う心を持たせるように心砕く。 一時は仲違いもした2人だったが、ドイツとの開戦を前に国民への激励放送をするため練習をしていく。。。  内容はシンプルで意外性はないものだけどジョージ6世の吃音の理由や笑いを誘うスピーチ矯正練習やライオネルとの友情、エリザベスの愛情などとてもおもしろい作品だった。  王室に限らず人前でのスピーチは多くの人が苦手だ、私もそのひとりだけど。 それがつらい幼児体験が原因となると悲惨なことだ。 父と兄にも追い詰められていくのは気の毒でしょうがなかった。 「仕事を変えれば」いい話ではない。 兄のように、王室から去っていくのもひとつの手だったのだろうが、優しい彼は王としての自覚は十分にあったのだと思う。 アカデミー主演男優賞を受賞したコリン・ファースも良かったけど、妻エリザベス役のヘレナ・ボナム=カーター良かったな〜 気品と愛にあふれていた。 子役たちもお人形のように愛らしかった。 開かれすぎていて問題も起こしてしまうイギリス王室だけど、人間らしくていいかもと思った。