「シングルマザーズ」大野城まどかぴあ大ホール

teru10162011-04-10

14時〜 4500円 二兎社
沢口靖子主演。 二兎社30周年公演。 30年!素晴らしい!! 購入したパンフレットを見ると大石静と永井愛が二兎社を旗揚げしてから現在までの話が二人の会話形式で要約されている。 若いときの話もおもしろいけど、今が二人ともほんとに元気だ。 60歳って若いよな〜 私も頑張らないと(^_^;)  さて、「シングルマザーズ」そのまんまの題材で、シングルマザーを支援している団体「ひとりママネット」の運営と活動、問題点やこれからなどをスタッフの4人、上村直(沢口靖子)高坂燈子(根岸季衣)大平初音(枝元萌)難波水枝(玄覺悠子)がおもしろおかしく、だがごく真面目につづっていく。 彼女らもシングルマザーである。 会員の多くのシングルマザーを励ましつつ、児童扶養手当削減などの措置に反対運動も進めていく。 シングルマザーの現状は実際の知り合いらからある程度は聞いていても根本の部分は知らなかったりする。 とても勉強になった。 実際のシングルマザーの監修で作られたものらしい。 自分だっていつシングルマザーになってもおかしくない状況ではあったし、思った以上に大変なことだとの認識をした。 またその中に小田行男(吉田栄作)という元DV加害者である男性がやってくることで、直の過去のトラウマが表面に現れ、また克服もしていくという光の見える結果になったストーリーに感動してしまった。 え?涙が・・・ 二兎社の公演は有名な人を起用することが多いのだけど、観客ありきだからそれも大事なことではないかな。 沢口さんはたどたどしい感じではあったけど気負ったシングルマザーをうまく演じていたと思う。 それをフォローしていた根岸さんはやっぱり上手だ。 吉田さんも情けないイケメン中年なのは効果的だったかも。 東京公演では実際のシングルマザーを招待ということもしたそうだ。 また観たい作品だし、たくさんに見てもらいたい作品だ。