「フチガミさんのフトモモ」 甘棠館Show劇場

teru10162011-04-11

19時〜 4500円(ペア券)  劇団ショーマンシップ
部分的にはおもしろかったけど、全体を通してみると、どうにも詰めすぎというか広げすぎというか。 2時間近くの芝居がやたらと長く感じられた。 脚本的には川口大樹さんらしくて伏線を練った台本だった。 ただしシチュエーションは3パターンほど。 セットごと移動してしまうというスケールのでかさ! ラジオ局のスタジオと喫茶店と普通の稽古場?というパターン。 クツワダにある小さな地元ラジオ局は3人のスタッフでやっているが、なかなかリスナーも増えず地味な放送ばかりでパーソナリティのユリエはやめて結婚することに。 一方地元の劇団ドビッシューでは作家カツラがなかなか脚本をかけずに劇団員は焦っていた。 またまた別の一方でペット誘拐事件が多発しているがそれは組織的なものらしいとのうわさが。。。  新しく募集したDJに劇団員ハリムラが応募したり、ユリエの恋人が劇団員だったり、誘拐団主犯の友達がユリエのストーカーだったり、これまた友達がカツラを車で轢いたりとか、それはそれはエピソードてんこもりで、商店街のおばちゃん、あんずさんが意外に重要な役だったりで、唐揚げの袋の取り違えは何かつながるだろうとは思ってはいたけど、まさかあんなものが入ってるとは。。。(爆笑)  とにかく登場人物が多くて、それらを全部前に出そうとしていたのが少し窮屈だったかな。 ショーマンシップはあまり観たことがないのだが、仲谷さんをはじめ、けっこういろんなところで活躍している人が多いみたいだ。 ユリエ役の松尾佳苗さんも本物のDJみたいに上手だったし、ダンサーの面々はまさにプロ!! あ、NEW BALANCEの方だ(^_^;) 後ろのおばちゃんが役者が出てくるたびに、「あの人は・・・・」と解説してくれるのだw 地元に根付いている劇団なんだな〜と改めて思った次第。 今度は唐人歌舞伎を見てみようかな〜