「おやすみ・ザ・ワールド」西鉄ホール 

19時〜 共通チケット  非・売れ線系ビーナス
西鉄ホールの4方に観客席を作った中央に舞台。 席数は少なくなっているけど、全体的に観やすいのではないかしら。 開始までに客席同士でちらちら顔見するのがちょっと恥ずかしいけど(←自意識過剰w) 紙袋をかぶった女は弟にすら顔をみせたことがない。 究極の自己愛なのか。 冒険部の面々は自分たちの基準での冒険を自慢しあう。 幸運の女神のような妻を持った元俳優、現作家の男サイトウはオオツヅラによって箱の中に2億円が入っているかどうかで心乱れる。 知恵遅れのシゲハルとオオツヅラのやりとりは暗示的である。 何度自己紹介しても覚えてもらえないオオツヅラ。 よくわからないエピソードもあったものの、随所でぴたりとあてはまる伏線。 どちらかというと「難しい」けれど、好きな非・売れ。今回もそれに近いものはあったけど、前のめりに楽しめた。 ベストポジションで観れたのも幸いかも。 非・売れで苦手だったアドリブがなかった(かな?)のが私には好印象。 きっちり稽古してきたんだと納得できた。 これは演出に専念してくれた木村佳南子さんに軍配が上がると思う。 これからも田坂×木村で進んでいってほしい。 次回公演も楽しみだ。