「夢くじら」 唐津市民会館

teru10162011-06-26

14時〜 2000円 NPO法人唐津市民劇  
3人で車相乗りツアー。 市長は出るは、市議は出るはでそれはそれは市制上げての作品だった。 ぶったまげたのが廻り舞台。 場転はすべてこれで、何シーンあったかな〜〜 あと宙吊りのシルエットもあった。 幕の間からぶら下がってるのが見えたからリアルタイムでやっていたようだ。 私は舞台にかかる費用はどれくらいか見当もつかないのだけど、一緒に行った昔の演劇人があの廻り舞台が相当お金がかかっていると言っていた。 市民劇は何度か見せてもらっているけど、数人のプロの役者さんとほとんど初心者が共演する。 その比率が今回はどうも後者に偏っていたかもしれない^^; ここでも20名以上の出演だけど、舞台上でごちゃっとした感じの場面が多かった。 セリフがとんだり、間が空きすぎたり、小道具がはずれたり。  ストーリーはおもしろいのにそれが表現されてなかったのが残念だ。 また余計な部分でえらく引き伸ばされていて眠気がきた場面も。 2時間30分の上演だった。  もっと台本をスリム化して演出をスマートにすればステキな作品になったと思う。  中央に鯨鯢供養塔、おじいちゃんと孫?の会話から始まる。 捕鯨の歴史。。。。呼子の中尾家が支えてきた西海捕鯨。 昔からの網掛け突き刺し法で多くの漁師たちは生計を立てていた。 日米和親条約のちのアメリカの捕鯨技術に中尾家も押されていき、廃業の憂き目を見た。 それでも捕鯨しかできない男たちは中尾抜きで捕鯨業をやろうとする。 時代は過ぎてとうとうそれも・・・  中尾家で働いていた漁師たちとその家族の話と、市や国を相手どった中尾社長の経営戦略が主な見どころ。 熟練の漁師に混ざって若きカンゾウとアツの兄妹、この二人のそれぞれの恋話が非常に彩を添えていた。 また道化役のヘイスケも良かった。 捕鯨の専門用語や道具とか初めて聞くものも多くて興味深かった。 農業も漁業も商業も時代が変わると大きく様変わりしていくものだと実感した。 廻り舞台やセットは豪華だったのだけど、若い男衆の衣装が猿股(股引?)がなんか変で、履きなれてないんだなと思った。 スパッツに落書きした感じがなんとも。。 知り合いの渡辺ゆかりさん、野本則之さんは役を頑張ってたけど周りのフォローも頑張っていたと思う。 市民劇、旗揚げ公演とあるので今後も継続していく予定だろう。 大変だと思うけど、地域の活性化のためにもっと勉強して頑張って欲しい(^^)