「夢三夜」 1夜目 エルガーラホール

teru10162011-08-16

18時〜 4500円  天神落語会
3夜連続の落語、本当は全部見たかったけど、時間的に無理なので、初日の桂文珍さんを観る。 まだ落語は見始めたばかりなので、誰がお気に入りというわけではないので、機会があればいろいろ観たいなと思っている。 それに落語なら夫も結構乗り気なので。 だからといって私と違い、絶対一人では何か観にいこうとしないのは我が夫ながら不思議だ。 桂文珍独演会とはいえ、前座と間に1人はさんで文珍師匠が3話。 これが独演会の普通の構成かしら。 
「半分垢」桂楽珍 40代?くらいの噺家さんで、枕に息子の話から、元相撲取りだったらしい。 どこの親も同じで、子供の応援は無償でやるものだ。 昔は関取になって地元へ戻ってきた力士を総出で迎えほめそやす。 妻がおおげさに言うのを制して、控えめに言うのが美徳と諭す関取、このオチは笑えた。
「新阪豊竹屋」桂文珍 真打登場! 初めて生の文珍さんを見たけど、貫禄あるなぁ〜〜  枕は最近の時事ネタ、けっこう笑わせてくれる。 文楽好きが高じて文楽茶屋なるものに行ったという話。 店主やメニューなどがすべて文楽風で笑った。 熊本の清和文楽しかみたことないのだが、年末の博多座でまたあるなら見に行こうかな〜  しかし、お酒がネタの話はすごくおもしろい♪
女道楽」内海英華 三味線を持った、40代?くらいのステキな女性が登場。 きりっとしたお顔にぴったりの迫力のある三味線さばき。 女道楽とは寄席芸のひとつでもあり肩書きにもなっているようだ。 現在この型を護っているのは彼女だけらしい。 数曲の披露だったけど、洋風なものも織り交ぜてその色っぽさには女でもどきどきするものだ。
「心中恋の電脳」桂文珍 先達の英華師匠のことをいろいろ紹介。 独身なのでいい人がいればいいなぁとw あんなに美人なのに! 芸よりステキな男性がいなかったということかしら? 世のIT化に伴い、窓際サラリーマンの苦悩を笑いと涙でつづる。 いや涙はないか、 大笑いでひっくりこけそうになるも、隣の夫が笑っているのが解せない(−−;? 会社では邪魔者、家族には粗大ごみ扱いされる世の男たち。 最後の手段がバーチャルワイフ!  いや〜情けなくも可笑しい。 中入りを挟んで・・・
「南京屋政談」桂文珍 去年、紫綬褒章を受賞したときの話から、妻が行かないと言いながら着物を新調したという(笑) 天皇陛下の真似をしようとしたけど、中断。 自信がなかったのかしら? あとは震災後に被災地で落語をした話、原発被害の話、なでしこジャパンの話・・・などなど。 落語でよくでてくる放蕩息子。 お茶屋にいりびたって勘当され自殺しかけたのをしょうがなく助けた叔父さんは南京カボチャを売らせて立ちなおさせる。 めでたし、めでたし♪ そういえばこれはオチがなかった。 落語は全部オチで終わるわけではないようです。 さて、博多・天神落語祭りはどれを見にいこうかな?