「INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR in 福岡」ぽんプラザホール 

teru10162011-08-27

8/27-19時〜 1500円 Aプロ  8/28-17時〜 1500円 Bプロ  インディペンデントシアタープロデュース
驚きの一人芝居フェス。 福岡予選を観れなかっただけに非常に楽しみにして観た。 そして、全く期待を裏切らない作品の数々に酔いしれた。
k1「森田と林田」大迫旭洋(脚本、演出、出演)

福岡予選通過作品、熊本の劇団の方で初めて聞く名前だったし、福岡の数々の劇団を追いこす支持を受けた作品はいかに? 登場した林田はなぜか顔がそっくりの森田をメディアで観て、迷惑を被るも彼とコンタクトをとって最後には彼と決別する決心を。。 大迫さんは四季の准くんに似ていて、凝視してたw 内容は星新一風で軽いSFコントという感じ。 この話はなかなか面白かった。


d「スクラップ・ベイビー」Sun!!(出演)坂本見花(脚本、演出)

超可愛い!!! メイクと衣装のせいか、アセダクの好演。 オズとアズ2役、そして歯車がついている椅子風な道具。 どうしても四季のウィキッドを想像、内容はウィキッドとは違っていたけど、貧乏ゆえの子捨て(ここでは自分から出ていったと)また臓器売買。 辛い内容でちょっとズーンときたけど、最後まで笑顔のオズに救われた。 どうもダンサー出身の役者さんらしい。 これは絶対ファン多いよねw この体当たりな舞台は素晴らしかった!


i「或るめぐらの話」山田百次(脚本、演出、出演)

全編、津軽弁での話。 めぐら。。ってめくらのことだったのね。 おそらくセリフの半分くらいしか理解できなかったけど、めっちゃ集中してなんとか観て満足w たぶん英語の舞台とかでもこういう見方になると思うわ。 その昔は安いアルコールで目をやられる人が多いとは聞いたことがある。 それでめくらになった男が崖から落ちたら見えるようになったという話を聞いて、実行しようとする。 奥さんもいて信頼できる和尚もいて、周りに助けられる。 いい話だ。+゚(pωq)゚+。エーン 山田氏のストイックな演技に感動


k2「時間切れを待ちながら」白濱隆次(脚本、演出、出演)大坪文(演出)

福岡予選通過作品。 死刑囚の刑執行までの数時間の話。 死刑囚、看守、過去の思い出の人たちとやりとりがメイン。 うわっ・・・こういう話とは思わなかった・・ 重苦しい雰囲気のまま舞台は進む。 会話部分も一人でしゃべっているのにちゃんと会話内容がわかるのがすごい。 裁判員制度ができてからいつも思う、いつ呼ばれるか? いつ他人の決定権を持たされるか? なんで私が知らない人の生き死にをコントロールできるか。 たぶん、それが脅迫観念なのかもね。 思い込みとか勘違いとか。。。今現在でも多いね、それが犯罪につながるのは不幸とと言うしかない


h「赤猫ロック」ヤマサキエリカ(出演)戒田竜治(演出、脚本)

客電がおちたときから足音、それも走ってる。 ウエディングドレスを着た女が走ってる。?????? ラップ調に語りだす彼女。 父ちゃんが放火魔だと。 はあ???で、ガソリンを買いにやらされる娘の話。 そんなわけわからない父親を大好きな母親、そして兄。 4人家族の奇妙におかしい日常を走りながら話すのだ。 ついに放火魔の父ちゃんの後始末に疲れた母親が死ぬ。 放火魔のくせに妻の火葬場には行けない父。 点火スイッチを押す娘。赤猫とは放火を意味することらしい、うれしいにつけ悲しいにつけ火をつけたがる父親には赤猫人形をプレゼント。 ラ・サールから東大にいった兄。 二人暮らしの父と娘。 娘に妻の面影をみた父親は・・・・・・う〜〜〜〜〜〜〜これきっついわ。。。。きっついわ〜。・゚・(ノД`)・゚・。


f「いまさらキスシーン」玉置玲央(出演)中屋敷法仁(脚本、演出)

まさかの玉置玲央の女子高校生シチュエーション。 高校3年間をいかに充実して過ごすかってね。 勉強、部活、恋?が必須項目w  東大めざして駅伝部で励む『みみどしまひより』、先輩を好きなので、これで3方向への充実をはかる。 だけど彼『おとこまえだとおる』ともうまくいかないようないくようなw 最初はげらげら笑っていたけど、後半はダークな内容に沈黙。 なんだこりゃ!  ヤリスギでしょ(泣) 筋骨隆々な足の筋肉とミニスカートから覗く黒のTバックパンツに目を奪われたことを白状します。
というわけで2DAYで非常に重〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い一人芝居フェスを堪能しました。なんかね。。。辛いけど観て良かった、というか他のも観たかったよ!!!