「よかろうもん」 筑紫野市文化会館 2F多目的ホール

teru10162012-01-28

19時〜 2000円  劇団道化
冠名に「筑紫野市文化会館 劇団と創る実験小劇場」とある。 ちらしをよく見ていなかったのでてっきりホールと思っていたら小さい部屋。 それでも100人は入れるように座席を手作りしてあった。 前2列は桟敷席。子供用くらいの低い3列目のベンチに座って観劇。 舞台は客席からフラットに続く空間。 さすがに道化の観客は子供が多い。
内容は・・・ルームシェアをしている佳実(馬場阿紀子)と息子の絆(山内雅也)と聡治郎(西村健治)のアパートに、佳美の母親由美(緒方裕子)が夫(長島宏)に見切りをつけて転がり込んでくる。 佳実と聡治朗は元同僚で恋愛関係にはないというが、お互いに頼りあっている。 中途半端な状態に由美は不満だ、近所の横さん(長島宏二役)はとてもよくしてくれる。 みんないい人でたくさん問題はあっても基本的に愛がテーマなので、よかろうもん!なんとかなるくさ! ということだ♪
長島さんの二役が実におもしろくて笑えた。 性格も容貌も全く違う二人をおもしろおかしく入れ替わって演じる。 子供たちも大笑いだ。 絆役は地元の男子のダブルキャスト、私が観た回は山内くんという7歳のほっぺの赤い可愛い子♪  お芝居には慣れてないのかもしれないけど、度胸は十分あって思わず微笑んでしまう。 馬場さんと西村さんが非常に芝居巧者で周りを盛り立てる。 緒方さん、長島さんはお客さんとも絡んで楽しい。 地域の観客も多くてうらやましい。 佳実役の馬場さんはいつもはおしゃれで華やかなのだが、塾の講師でシングルマザーという役のせいか地味な衣装を着ていた。 おお、全然雰囲気が変わるわ。 美味しそうお酒を飲んで酔っぱらうシーンが可愛い。 聡治郎役の西村さんは汗だくで熱演。彼のこだわりのお茶を飲んでみたい。夫と観にいったのだが、彼はこういうお芝居が好きなのだ。今年は何回くらい一緒に見てくれるかな?