「ある女」 西鉄ホール

teru10162012-03-24

18時〜 3000円  ハイバイ
ある女とは不倫する女。 不倫なんて演劇の題材としてはいっぱいあるような気がするけど、それを岩井さんが再現するってのがミソだな。 女装が似合ってるとはお世辞にも言えないし、そう思わせてもいない岩井さんなんだけど、今回のタカコもすごく魅かれる女だった。 不倫の背景はおそらく100人100様。  さまざまな要因にて不倫に至るとは思うのだけど、当事者はそんな演劇の題材にはしてほしくはないと思うんだけどな〜  今回の公演のために当事者に取材をしたらしい。 どういう気持ちで取材に応じたかが知りたいかも。
タカコ(岩井秀人)は素直で可愛い(気持ちがね)上司の森と不倫の関係に陥るも純粋に一途で、彼のためにセックス教室なるものにも通っちゃう。 そこの講師小林(平原テツ)には騙されちゃうし。 元彼の大久保(吉田亮)との思い出もなんだかね・・  定食屋の等々力(猪俣俊明)とその娘花子(上田遥)には日々癒されているのだが、どうにもうまく生きれない。 世の中こんなもんだろうね。 等々力は本当にタカコが好きだったんだろうか?
小道具はユニットボックス風な長椅子が2脚。 いい感じに使いまわしている。 映像もかなりの頻度で差し込まれて生舞台と変わらないくらい効果的。 ただし、機器トラブルで最初の映像が出なかったのは笑った。 ハプニングがあるのは生舞台のいいところかもしれないけど、ハードのミスは痛いかも。 岩井さんの適切な処理でうまく切り抜けたというところ。 相当な反省材料だったろうな。 いや。。。反省してないかもw
終了後の岩井さんのひとりアフタートーク炸裂!ほんとに変な司会なんかいなくて十分。 脚本や舞台、公演のことまで事細かに説明。 楽しかった、ここ数回のアフターイベントの中で最高におもしろかった。 岩井さんっていい、最高。