19時〜 6000円
作：つかこうへい 出演：山崎銀之丞、長谷川京子、武田義晴、中村蒼
つか作品は、売春捜査官と映像（幕末純情伝、蒲田行進曲など）でしかみたことがないのだけど、すごく印象深い作品が多い。 セリフ回しも独特だし、とにかく熱い。 自分のテンションを保てないときに観ると辛いかな〜とも思う。 この有名な作品は名前だけしか知らなかったけど、観て納得。 殺人事件うんぬんより伝兵衛の捜査方針が問題なんだな。 あからさまな捏造、自分の好みの事件に仕立てあげていくってどうよ？？ ３月は１か月も博多座にいた銀ちゃんだったけど、やっぱり主役を観るほうがいいな。
ストーリーは古典的なのか今風なのかわからない話で、田舎出の工員大山金太郎（中村蒼）が恋人のアイコ（長谷川京子）を熱海の海岸でたまたまあった腰ひもで首をしめて殺した。 その捜査をしている木村伝兵衛部長刑事（山崎銀之丞）はつまらない事件はいや！だとあれこれ捏造して金太郎を超一流の殺人犯にしたてようとする。 新任刑事の熊田（武田義晴）も使命感に燃えてきたのかあれこれ口出し。 割と重要な役どころだと思うのに、あまりに伝兵衛と大山が目立つので影が薄い熊田。 アイコ役、及び婦人警官の片桐ハナ子役をやった長谷川京子、ハセキョはすごいスリムですごく迫力があった。 めちゃくちゃかっこいい。 大山の登場シーンも忘れられない。 音楽とともに客席通路から登場した彼はサングラス、一輪の花といちいちかっこいい！！ そして部長が最前列の客をハグしたときはもう胸がどきどき！！ 部長というより銀ちゃんに意識が飛んでいたかもしれないね。 他にもネタがてんこもりで、私はよく知らないワンピースネタとかｗ 蜘蛛の糸！歌舞伎だよ。 南沙織、って誰も知らないでしｗ ナタリーポートマン、ブラックスワンｗ ブスだの百姓だの今だったら差別用語（？）でも使いまくり。 ブスブス、って何回言っただろうか？(^_^;) 音楽もなつかしいものから最近の曲までいろいろあったかな？ とっても楽しい舞台だった。 いい作品はずっと残っていくものだろうな、と思う、しみじみ。
