「38年生の8時間目」 大博多ホール

teru10162012-04-20

19時〜 共通チケット15000円 空晴
初見、空晴の読み方は”からっぱれ”、以前は”そらはれ”かと思っていた。 ちらしを見る限りでは素朴なわかりやすそうなイメージがした。 内容は福岡だったらK2T3とか飛ぶ劇とかに類似しているような気がした。 「昔の思い出」って誰もが持ってるノスタルジー。 いい思い出ばかりじゃないのは私も同じ。 逆にむむうという思い出のほうが心に残っていたりする。 子どもは残酷なもの。 今でこそいじめがクローズアップされているけど、昔からあったよ。 いじめと思わずいじめてたことも。 いじめられたことも。。。  32年生、つまり38歳になった小学生、ということね。 同窓会は時には残酷。 歳月が流れたことを自覚させられるのは同級生の老け方。  32年生くらいではそこまで思わないかもしれないけど、私は今年49年生。 気の遠くなるような月日がたった。 あのときいじめた相手、いじめられた相手、とっくみあいのけんかをした相手は顔も名前も憶えていない。 忘れる。。。ってすばらしい機能かもしれない。 全部覚えていたら死にたくなると思うもんねw 
さて、本題へ。 空晴の同窓会はちょっと歪んだ土井の作戦からだった。 小学生時代にいじめられていた土井はその相手(久野)にしかえしをしかける。 ビデオを回しておいて困るところを撮影する。 同窓会に参加した久野は土井の策略に気がつかず、しかもよくわからない、先生の息子との確執。 先生は病気?なのになぜ来れるの?  先生の息子も先生も現実のものだったのに、なぜか幽霊的な存在になっていた。(いや実際は幽霊だったのか) 設定がよくわからないままに進行していって、あーそうか、えーそうなのか?の繰り返しで観ていった。 でも心惹かれるキャラばかりでほんわかしていた。 「祝」と「呪」を間違えるなんてお約束のこと。 ぽっちゃりの女子もいい感じだった。 ド下手演技(?)のリーゼント男子も良かった。 幽霊的息子はイケメンだった。 年輩の先生役の方はとても素敵だった。 最終的に何が真実かはわからなかったのだけど、同窓生っていいな〜先生っていいな〜と思える作品だった。 GWに中学校の同窓会の予定がある私は数十年ぶりに会う仲間に思いをはせている最中だ。 なんつーことなく終わるのだろうけど、それでも、やっぱり一緒に過ごした時間は貴重だったと思う。 空晴、また観たい劇団です。