「黄昏のジャーマン・スープレックス・ホールド」 西鉄ホール 

teru10162012-06-24

14時〜 2500円 グレコローマンスタイル
作・演出 山下晶とグレコローマンスタイル
プロレスというのでちょっと敬遠していたのだけど、やっぱり苦手なものにもチャレンジしないとね^^;  見目麗しい女性陣も出ることだし、頑張る!!  西鉄ホールに入ったら。。。 本格的なプロレスのリング。。。 一瞬帰りそうになったけど、いつもより後方に陣取って観劇開始。 五音村(ごおとむら)の合併問題をめぐって各地区の重鎮達(村長とか議員とか)が利権絡みもあり地元贔屓もありで複雑な様相に。 若者の村外流出を防ぐ意味もあるのか、村おこしとしてプロレス誘致??  立派なリングは作ったもののその先が見えない。 若いユタカ(椎木樹人)は大人の対応にいらついていた。 そんなユタカたちの心をほぐしてくれたのがプロレス指導に来てくれた筑前りょう太。 筑前さんは本名登場の本物のプロレスラー、すごいガタイだし、動作がプロレスラーだ。 はたして演劇って大丈夫なの? とそっちのほうを心配していたら、なんのなんの、観客の盛り上げも含めてすごいエンターテナーだった。 もちろん、セリフをしゃべるのは初めてだったかもしれないけど、そんなに違和感がなかったのがすごかった。 実は役者なのか?w 急遽出演が決まったらしい4姉妹はみんな人妻、長女から四女(坪内陽子、野口ジュン、上田裕子、熊谷茉衣子)までみんな夫を牛耳っている。 まさにこれが村の力なんだなw 出番はあまりなかったけど彩りと笑いを添えてくれた。 これはナイスキャスティング! 悪い人なんていないのだけど、その方向が間違ったほうを向く。 村八分感覚のマサヒロ(旋風三十郎)や兄を裏切ったケンジ(稲口マンゾ)は村人と衝突する。 だけど、やはり五音村の人間なのだ。 村長だったっけ? よくわかってないのだけど・・・  清一(山下晶)と久作(岡本ヒロミツ)喜一(瀬口寛之)耕作(加賀田浩二)の四人組の掛け合いは見事だった。 あの方言は創作??? 熊本のどこか?? 雰囲気で理解していった感じだったけどみんなすごく自然にセリフをしゃべってたのに驚いた。 最後にはプロレスイベントとして筑前さんと若いメンバーとの対戦。 あげくに村民がみんな筑前さんに立ち向かい、玉砕。 だが、それでもユタカはがむしゃらに向かっていく。 何度も倒されても向かっていく。 もうやめさせろという筑前さん。 もちろん、手加減はしていたとは思うけど、みるみるうちに腫れ上がる裸の胸元。 もう見ちゃいられない。。。。  一瞬のすきをつき、筑前さんの後ろに回り込むユタカ。 そして。。。。。
こんなに体を張ってそれでも燃えるのがプロレスなんだろうな〜〜  まだまだプロレスのおもしろさはわからなかったけど、その情熱はちょっぴり感じることができた。 アフターイベントがあったのだけど次の公演場所移動のために退出。 どうだったのだろう? なんでもマイクパフォーマンス実践ということ。 んー、全くわからない^^;?