「拝啓、池田家の人々〜家族割はききますか?〜」 ぽんプラザホール

teru10162012-06-29

19時〜 1500円(ペアチケット利用) (劇)池田商会
作・演出 安倍祐馬・瀧本雄壱・三原宏史
大所帯になった池田商会。 総出演数21名。 これみんな劇団員か? すごいなぁ。 池田商会はいろんなユニットに分かれているから全員が出る作品は貴重なのかもしれない。 決起集会みたいなものだね。 ちらしの絵はさざえさんファミリーっぽくて、よ〜く見ると特徴をよくつかんでそれぞれ書かれている。 元になる写真と照らし合わせながら楽しく観た。 知らない役者さんもたくさんいるな〜
話は4部構成、まず家系図を見ると、池田祐樹、真由美夫妻から始まって、子供が4男1女、そしてそれぞれの配偶者と子供と、かなり幅広い。  
まず、長男宏史家、妻みゆきと4人の子供、亜貴衣が交際相手を連れてくるとかいう話から宏史が逃げまくっている、今どき珍しいわこんなお父さんだw  宏史は警察官。実はその相手が宏史の部下の大輔だったというのが笑わせる。 性転換したカズユキが色っぽい。 
次に次男祐馬家、妻を亡くして3人の子供らと住んでいるが、実の妹裕子を再婚相手と間違われ、勘違いの連続で笑わせる。 祐馬はUNOをしないと重要な話ができないらしい。 その裕子が子供2人を連れてくるが、これがまたすごい・・・ 
そして三男雄一家。 雄一は有名作家。 息子も同じく作家でかなり厳しく育てている。 その厳しい顔の反面で、ネット疑似恋愛を進行中、だが! 相手はなんと雄壱の家を特定して押しかけ女房になりにくる、驚いた雄一、いくら娘と妻は天然系とはいえ、これは問題だ、と息子に押し付ける。 相手の裕美はパンクロッカーだった。
そんな兄弟、妹たちの父、祐樹が死んだと連絡が入る。 母の真由美はボケ始めてきているが、みんなの集まった葬式の場面が一番最初の場面とリフレインする。。。
それはそれはてんこ盛りな話だった。 それぞれの家族でスピンオフドラマが描けるんじゃないだろうかw  独身の四男明晃の設定はちょっと地味だったけど、犬、坊さん、他いろんな役をした永井さんは道化役でかなり笑わせてもらった。 子供たちはニューフェースが多かったけど、なかなか個性があってこれからが楽しみだ。 また役名を本名と同じにしているのがリアルで家族っぽくもあり親密度を感じた。 2時間ちょっとで少し長かったけど、飽きない作りにはなっていた。 もう少し削ってもよさそうだったけど、全員出したかったんだよね。 
カーテンコールでは池田商会、産みの親、池田祐樹さんの顔も。 初めて拝見しました。^^;  きっと池田家を見届けに来られたのだろう。 次回は瀧猫亭公演とのこと。 今度はシリアス路線でいくかな?