「血は立ったまま眠っている」演劇書を読む会

teru10162012-08-22

19時〜 赤煉瓦文化館
寺山修司の処女戯曲、つまり初めて舞台化された作品ということだろう。 戯曲なので、ト書きや舞台説明が随所にある。 名前だけは超有名なので知っていたけど、どんな内容か見当もつかなかった。 それほどよくわからない題名。 そもそも血が眠るって?  ともかく読んでみると、年代的には昭和34年あたり。。 またもや私が2歳のときだ・・・  この時代に既に過激派っていたんだな。 私が覚えている限りでは全学連安保闘争が1970年くらいだと思ったから、その前の話だ。 ネットで調べるとまさに昭和34年と昭和45年に行われていた。 何もわからない年代だったけど、とにかくかっこいいなと無責任に思った記憶がある。 この作品はどう見ても古臭くてきれいでない描写が多く出てくるので、そういう部分はどうかなと思ったけど、やっぱり昔の記憶に懐かしい部分で共感するところはあった。 ただやっぱり好き嫌いはありそうな気がする。  内容は省略するし、参加が少なかったのであまり討論する時間はとれなかったけど、いい作品だったし、初参加の方に会えて良かった。 なによりこんな機会がなければ寺山修司の本は読むことないだろうから。 ネットでは今年の森田剛主役の芝居がたくさん検索にひっかかる。 現代にも通用する作品ということだ。 次回は10月第3水曜日、場所は未定。 課題本は蜷川幸雄長谷部浩著の「演出術」文庫本化されて1000円で購入できます。 読み始めたけどこれ、おもしろい(^^)v