「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」 Zepp Fukuoka

teru10162012-09-25

19時〜 7800円+ワンドリンク500円  主演:森山未來
原作:ジョン・キャメロン・ミッチェル 上演台本、演出:大根仁
5〜6年位前に同じZeppで同じ演目を三上博史で見た。 当時は演劇を見始めたころで、知り合いに勧められて観にいったのだけど、とにかくロックな雰囲気に圧倒されてほとんどボー然としていた記憶がある。 でも今回は違った。 大好きな森山未來ということもあるけど、演劇的な要素に加え、ロックの魅力にもかなりまいった。 しかし、あまり音楽のライブに行くことがないので、最初からいきなりスタンディングというのにはびびったけど。 うそー椅子席なのに。。  周りに合わせて拍手したり、手をあげたり、声をあげたり、ヤフードームの外野席の応援に似ている。 観劇状況はさておき、未來くんはものすごくきれいでかっこよかった。
ヘドウィグは性転換手術に失敗して、1インチのペニスが残ってしまった男性(女性か?) 金髪に露出度の高いボディコンの服をまるでニューハーフのように着こなす。 そしてナレーター風に物語を進めていくのだけど、これが上手い。 ぐんぐん引き込まれる。 メイクばりばりの顔はちゃんと「森山未來」がいて、もしかしてこの人、本当にニューハーフじゃない?と思わせる。 物語はおそらく2012年バージョンで、2011年の原発事故が原因で汚染地域に壁が作られ、危ない人たちが集まり住んで、そこの中で生まれた男性という設定。 壁の外を知らないヘドウィグ(森山未來) 同じく壁の中で生まれた男性でも女性でもない不完全な子イツァーク(後藤まりこ) そして壁は崩壊、ロックスターを目指すため、自分のカタワレを探すため、ヘドウィグは歌う。 そのスローナンバーがやるせない、そして一転激しいロックナンバー。 記憶力が本当にないので、ストーリーを詳細に語ることはできないけど、とにかく愛にあふれたパフォーマンスと素晴らしくエロチックなドレス、ゴージャスな髪、全ての森山未來にまいりました。 こんなすごい役者さんだったのか〜 ドキドキ。。  客席に降りてくること数回、おそらく魂のカタワレと信じていたトミーになった未來くんが私の横の椅子の上を走りぬける。 ずっと「手をあげて!」という歌であげっぱなしの手をぎゅっと握られて感電。 握り返しておまけに裸の上半身にタッチ。 もう心臓がばくばくだった〜〜  そこんとこだけはピンポイントで記憶が残ってるってすごい^^;
途中でバンドのメンバー紹介をアドリブでやっていた。 なんかお題を出してそれを表現する音楽で自己紹介するという。 たぶん、毎回違うと思うのだけど、私が観た回は・・・・・・・・・・・的なタモリさんw 覚えてない。 メンバーはキーボードからドラムまで6人だっけ? 申し訳ないけど、さーっぱり覚えてない。 やっぱり私は音楽はダメっぽい。 感覚的に好きなものはあるけど、歌や演奏は飽くまで演劇を彩るものとして魅力があるのです。
 原作のジョン・キャメロン・ミッチェルが、演出、主演の映画もあるらしい。 アメリカでは日常的なゲイとしての体験的な作品でもあるのかな。 恐ろしく俗悪でどろどろした話なのだが、妙に惹かれる。 これから誰が演じていくのかも興味深い。 個人的には嵐の松潤くんとかよさげな〜

最後にネットで森山ヘドウィグを検索していたらすごいブログを見つけたので貼らせていただきます。 おおお!!というほど、詳細に事細かく感想とライブの様子を書かれています。 ドレスやウィッグの色やメイクまで。 世の中、すごい人がいるもんだな〜〜(・_・;)

http://ameblo.jp/yu-kiminami/entry-11344875706.html
写真はゼップオリジナルのドリンクホルダーとチケット♪ パンフレットの類は見つけることができなかった。