「無差別」 イムズホール

teru10162012-09-27

19時半〜 3500円 柿喰う客
柿喰う客の本公演は福岡初。 あーそれなのになぜこんなに空席があるのだ。 これだけすごい舞台をなぜ福岡の人は観ないのだ。 といっても詮無いことなので、感想を書く。 福岡では「恋人としては無理」で初観劇。 それから東京で「愉快犯」を観て以来めっきり柿ファンになっていた。 他にもアイアンシアターやぽんプラザホールで各メンバーの活躍を観てきた。 肩もみまでしてもらったした(〃▽〃) そして久しぶりの福岡での本公演、数日前にustで東京公演の様子が流れていたんだけど、わーわー言ってた割には早々に酔いつぶれて、ほとんど記憶なしだった(自滅) その代り、この舞台はまるっと先入観なしに観れたかも。 玉置さんの大ファンなのだけど、彼はすごかった。 差別されている人物像を描ききった。 相変わらず、この体ってどうやって作ってるの謎。 まゆ味さんもその無垢な瞳で客席を見渡していた。 深谷さんの色っぽさには女の私でもどぎまぎするくらい。 葉丸さんはやっぱりキュートで可愛い。 そして役者中屋敷さんを初めてみて、神だと思った。 あと二人の男子があまり印象に残ってないのだけどごめんね^^; 
穢れた犬殺しの一家として差別されている名前の頭にイヌがつく男狗吉。 妹狗子をその汚名から守るために命をかける。 楠木の神から神の位置を奪い取ったヒミズ姫は手のないメクラのモグラの子、 自分のための舞をこれまたメクラの真徳丸に舞わせる。 人間と神、そして不完全な人間たち、大いなる自然との共存。 一転、国のために死んでいった兵士たちの哀歌。  狗吉は人間として死にたかったのだ。
部落問題は私は同和問題として理解していたし、住んでいた地域がそういう場所だったとあとで聞いて驚いたくらい。 現在でも結婚や就職に影響あるという話だけど、そのパーセンテージはどれくらいなのだろうか。 部落出身でなくとも、いろんな差別がある今は逆に気にするほうが古い感覚であるんじゃないのかしら。 子供が結婚したいと言ってきてもその相手の素性を調べるなど絶対しないしする気もない。 差別はカッコ悪い、そういう感じになっていくといいと思う。  
必ずやるというアフタートークでは玉置さん、葉丸さん、中屋敷さんの3人。 慣れているせいかしゃべりまくる中屋敷さん。 落ち着いた感じの玉置さんと幼い感じの葉丸さんと対照的。 終演後もロビーで観客ときさくにしゃべっている役者たち。 なんだか不思議な光景だ〜〜  知り合いと飲みながら柿礼賛。 あー楽しかった♪

集客は次回の福岡公演があるかということにも影響するだろう。 なんとか2人は初柿の人を誘えたけど、買ったグッズはパンフとバッジだけで申し訳なかったな。 いやーまた来てほしい。 絶対絶対来てほしい。 今度はDVD買うから〜 Tシャツ買うから〜〜