「apartment」 アミカスホール

teru10162012-10-12

19時〜 2000円(DM割) 平義隆×CAPRI 
平×CAPRIの最終章、アパルトメント。 アパートといえばめぞん一刻w  大学時代に彼氏が住んでいた風呂もトイレも水道も共有のおんぼろアパート。 それが私のアパートのイメージ。 今はこじゃれていてすごく羨ましいようなアパート、終の棲家ではないんだけど生活に密着しているというか。。。 ノスタルジーを感じる。 といって一人暮らししたことないから憧れているところはあるのかもw  デコレット、ギフト、そしてアパルトメント。 やっぱりカプリのそれは私の想像を超えていた。 大きな大きな世界観にあふれている。 キャラメルボックスと比較されがちではあるけれど、ここ実にオリジナルにこだわっている鶴賀皇史朗さんに注目。 役者で必ず出演するけれど、どちらかというとサブの部分であまり目立たない。 その分演出に力を入れているのだと思う。
あるアパートに入居したアオミネくん(北拓晃)は管理人さんのヨルイチくん(山口浩二)に無線の道具を借りてブルーピークトーキングなる放送をしている(実は無免許)
 住人のウタコさん(坪内陽子)はいつも酔っている。 ヨルイチくんが大事にしている連絡帳は昔の思い出を封印しているものらしい。 帰国子女のナギサちゃん(中村公美)に日本語を教えながらアオミネくんは恋におちる。 あるとき聞きなれない電波を受信したアオミネくんはヨルイチくんから20年間の出来事を聞き出す。。。 それはなんとも切ない話だった。 回想シーンでアカネ(中村公美)、コウヘイ(小林民治)、20年前のヨルイチ、ウタコの4人、若い学生や学者?難しそうな研究や勉強。 白衣がとても似合う。 アカネもふわっぷくっとした白い服、ナギサのカラフルな服と着分けている。 猫や無線の話はよくわからなかったけど、わからないなりに好奇心をそそられる感じの話っぷりで引き込まれた。 会ったことのない母親との約束を守るために日本に来たという設定で呑みこめた。 アカネの娘がナギサなんだと、そしてナギサに言葉をかける名無しのゴンベさんは父親のコウヘイなんだと。 磁気嵐の影響で20年前の母親と交信することのできたナギサ。 この家族とそれを取り囲む優しい人たちがすごく愛しくて涙があふれてきた。 周りの客もぐすぐす言ってる。。  ケンカしたり、突き放したり、しらんぷりしたりしていても、気持ちはちゃんと伝わるものなんだな。。 ときどき出てきては笑をとる皇史朗さん。 ジョシュ教授とか無線管理局員とかなんだかおもしろい。 そして最後のヨルイチくんのプロポーズに答えたウタコさんには笑えた。 私も周りに魔法のことばをかけられるだろうか、かけてもらえるだろうか、オーロラは見えるだろうか。