「真如極楽」 大博多ホール

teru10162013-04-13

19時半〜 2000円 14+
作:イ・ガンペク 共同演出:中嶋さと、ファン・ユンドン
福岡演劇フェスティバル参加作品。 今回は韓国の作品を14+が演る!! いや、結構合ってるような感じがした。 どうしてかと聞かれると困るけど・・なんとなくね。

イジョン(雪丸朋美)は父ミョジン(美和哲三)の弟子であるトンヨン(村上差斗志)とソヨン(手島曜)と3人で子供のときから仲良く遊んでいた。
年頃になりトンヨンと結婚したイジョンはスンイン(吉田忠司)を産んだが、心の底から慕っていたソヨンの元へ行った。 トンヨンとソヨンは根本的に違う2人。
二人を愛したイジョンは迷いつつもソヨンを看取る。 その葬儀にきたスンインと深く話すイジョン。。。

韓国風の名前には違和感があるけれど、心情的には全く日本人として共感できる内容で、仏像フェチというわけではないけれど、
信仰心はうんうん、わかるよね〜という軽い感じで共感できる作品だった。
もともとが重い内容の話だったとは思うけど、14+の味付けでけっこう笑える部分も多くて、楽しい作品に仕上がっていた。
トンヨンとソヨンの作る仏像役に朝長舞さん、小塩泰史さん、あまりのリアルな仏像に笑った。
特に小塩さん、髪を細かく縛って仏像らしらを演出。 工夫していて面白い!
シンプルな舞台装置もステキだったし、照明もきれいだった。 衣装も韓国風、ちょい昔風な感じが良かった。
一番は雪丸さんのイジョン。 すごく入り込めた。 良かったし、感動した。 母である部分に共感したせいかな〜

大博多ホールは立地には問題ないのだけど、この座席の固さにはまいる・・・これで2時間はかなり厳しい。
どうかリニューアルを検討してほしい。