「趣味の部屋」 福岡市民会館

teru10162013-04-16

19時半〜 7000円 PARCO presents
脚本・演出 古沢良太 演出:行定勲

久しぶりの市民会館、早く建て替わって欲しい。 歳をとってきたせいか最近、劇場の椅子が非常に気になってきた。
博多座キャナルシティ北九州芸術劇場クラスは及第点を与えられるけど、こことか大博多ホールの椅子は固くて長時間座れない。
と、グチが増えてきている今日この頃・・・ ^^;

舞台はある家の内部、リビングセットらしきものの中央奥にキッチン、上手にガンプラが山ほどある、まさしくオタクのスペース。
下手には本がたくさん入っている高い本棚とリクライニングチェア。ここは創作料理が好きな医者アマノ(中井貴一)、
そして彼の患者だった、大学教授カネダ(白井晃)はガンダム、セールスマンミズサワ(川平慈英)は古書、と趣味の部屋を共有している。
サラリーマンのドイ(戸次重幸)はいろんな趣味を教唆してもらうもはまれるものがない。 今はジグソーパズルをやっているがそれすら
はまれそうもない。 ミヤジ(原幹恵)という婦警が調査のためにやってきたことにより、いろんな事実が発覚していく。
仲がよさそうに見えていた4人のそれぞれの思惑とは・・ ラストのラストまで予想を覆す展開から目を離せない。

椅子は別として、とても面白かった! やはり中井さんの演技は驚くほど深い。 
映画やドラマでも活躍されているけれど、舞台だとさらに輝くような気がする。
熟年の男性3人が濃厚で、若者2人が軽い今風の演技でうまく絡んでいたと思う。 
あら、戸次さんも39歳か。そんなに若くないね〜w

最後のみんなでピースをはめていくシーンにはさすがの騙されやすい私も、うそくさい感じを否めなかったのだけど、
いやーこういうオチとはちょっと気がつかなかった。

全国を回るPARCO presents、遠くの知り合いとも感想を共有できて楽しい。 また来て欲しいな。