「マシーン日記」 北九州芸術劇場中劇場

teru10162013-04-21

13時〜 5500円 企画:東京芸術劇場
作・演出 松尾スズキ 

初演から16年もたっているらしい。 12年前にサチコ(宝生舞)ミチオ(阿部サダヲ)アキトシ(松尾スズキ)ケイコ(片桐はいり)で
完成形を観たと劇場パンフに松尾氏は語っていたのだけど、今まさに再演。 なぜかパリ公演までやるらしい。 驚きの作品だ〜〜

ツジヨシ電業はアキトシ(オクイシュージ)経営。 
弟のミチオ(小路勇介)はなぜかプレハブに拘束されたまま機械修理などをさせられている。
アキトシの妻サチコ(鈴木杏)はミチオに強姦されてその罪ほろぼし(?)としてアキトシと結婚した模様。
あるときパートでやってきたケイコ(峯村リエ)はサチコの子供時代の先生だった。
主従関係逆転なれども、男の好みが周期的に一致する二人はミチオを取り合うはめになる。 
アキトシの精神状態は異常で、DVを繰り返す彼に直接反抗できないサチコはますますミチオへ傾く。
ミチオの子どもを妊娠したケイコ、そしてアキトシを殴り殺してしまった(?と思い込んだ)サチコは・・・

さすが!松尾スズキ。 絶対おどろおどろしい作品と思ってたが期待に反せずエログロ満載だった。 
峯村さんの脱ぎっぷりにも感嘆したけど、杏ちゃんの下着姿や濡れ場には超萌え萌え〜〜〜
髑髏城で観たときはまだ子供な感じがしていたけど大人になったね、杏ちゃん♪
ケイコは一方的に強かったけど、サチコは強気になったり弱々しかったりで私は、よりサチコに共感していた。
ケイコの苦悩は隠されていたのかもしれないけど。。
それにしてもこの兄弟の変態ぶりには驚いた。 溺愛してるかと思えば強烈に憎みあったりしていて・・ちょっと理解しがたい感覚??
そしてまさかの「Somewhere Over The Rainbow 」鹿殺しで聞いて何度も耳にした曲をまた聞いたよ。 かかしとブリキとライオンね。
思わず吹き出しそうになったよ。 今年の流行りなのか?オズの魔法使い

カーテンコールではドロシーに扮した杏ちゃん、可愛くてぴったりでした(^^)