「藁の盾」 映画 

1000円  
レディースデイ
映画の感想を忘れてた^^;
大沢たかお松嶋菜々子、そして藤原竜也が出演。木内一裕のデビュー作品を、三池崇史監督が映画化したサスペンス・アクション。
ということだけど、やっぱり役者で選んでしまう私。映画はどうしてもそうなっちゃうな〜。
演劇もほぼ役者中心だけど、いい脚本だったら役者を選ばないこともあるし、さまざまですな。

連続殺人事件の加害者、清丸(藤原竜也)を殺すことに、被害者の家族、蜷川(山崎努)は10億円の懸賞金をかける。
全国民が懸賞金目当てに清丸を襲いだす。
身の危険を感じ出頭してきた清丸を福岡から東京まで護送する担当になったSPに警護課の銘苅(大沢たかお)白岩(松嶋菜々子
1課から奥村(岸谷五朗)神箸(永山絢斗)福岡県警から関谷(伊武雅刀)の5人。
数々の危険を潜り抜け東京本庁への護送は完遂するのか?

下馬評はあまり芳しくなかったのだけど、私はかなり面白かった。 
登場人物の背景が見え辛かったのは残念だけど、想像もつけやすかったし、小説の映画化としては成功の方かと思った。
5人の絡み具合がとても興味深く見れたし、アクションとしても派手で見応えはあった。
ただ、カンヌ出品となると日本代表?とするにはちょっと弱いのではないかと。。。^^;

銘苅のこだわりはわかるが、あまり現実味がないのが難。
いくら職業意識を高く持っていても人情はあるし、個人の弱さはあるし、ここまで冷静を貫ける銘苅には驚いた。
ラスト前の口にピストルを突っ込んだときには「殺してしまえ!」と思わずつぶやいたものだ。
清丸容疑者の残虐性の衰えがないのが最後まで不思議だった。 母親の自殺で少し和らいだのかと思えば全くそんなことないし。
人間はここまで弱くなれるのか、いや他を排除できるのか。 丹精できれいな顔立ちの藤原竜也がやることでさらに凄みを増した。

気持ち悪さが残る映画だったけど、魅力的な役者さんを観るのは楽しい。 
松嶋さんは顔立ちがふっくらした感じだったけど、お母さん役ははまりでした。
一番感情移入できたかな。 でも、映画観たい力が低下している。 なぜだ?・・・( ̄  ̄;)