「プラネッタ」「コスモシャウト」 甘棠館Show劇場

teru10162013-08-07

19時〜 仲間割一人分1500円 劇団ノコリジルモ

作・演出 熊谷茉衣子
出演 熊谷茉衣子 野中双葉 石丸明裕 梅田梨紗 田島宏人 早樋寛貴 山崎瑞穂

今回も妙な、でもおもしろげなちらし。題名からしてこの緑色の物体は宇宙人かな?とは思った。
それを抱く熊谷嬢。いつもながらとても好奇心をそそる。
今回は二本立て。こないだのヘンハウスでも野中さんを見て、若くて上手い役者さんだな〜と思っていたのだけど、
なんと今回がジルモの解散公演ということだ。
詳しい話は知らないので、これで演劇をやめるのか劇団だけの解散なのかがわからない。
ザンネンな思いを胸に開演時間・・

「プラネッタ」
体の弱いことは作家志望のさとるこやオタクなあかり、てつろうたたちとキャンプに来ている。
ことの恋人でさとるこの兄のせいやは警察官。
最近植物が根こそぎなくなってしまう事件とともに妙な者が出没しているということで警戒中。
ことが休む緑色のテントに惹かれるかのように、プラネッタ星人兄妹が現れる。彼らの目的は?事件との関係は?
ストーリーは想像がつきやすくわかりやすい話ではあったし、プラネッタ星人の衣装が笑えるし、
それぞれのキャラクター設定がユニークで引きこまれた。
楽しいやりとりの中にも教訓的な話しが織り込まれ、
星を食べつくしては次の星に移住するというプラネッタ星人がまるで地球人への警告にも思えた。

「コスモシャウト」
叫ぶんだろうなと思ったらやっぱり叫んだ。6人の出演者が2人づつ前へ出て会話をする。
設定は地球人となぜかワープしてやってきた星のたったひとりの宇宙人。
限りなく入ってくる「音」を嫌って逃げ出した地球人に宇宙人はいろいろと諭す。
そのセリフは感情的、心情的で冷静なことばとはならないけどなんとなく頷いてしまう。
理解しようと構えても入ってこない。熊谷さんの心なんだろう。

役名がパンフに書いてなかったので聞こえたように書きました。間違っていたらごめんなさい。

凝った舞台とシンプルな舞台の転換、緑とか白とかさりげない衣装の合わせ方、受付の手際よさやチケットの可愛らしさ。
スタッフワークもすばらしく最後の舞台を終えることだろう。
お疲れ様、ノコリジルモのメンバーさん。
でも、また戻ってきてね(^^)