「レ・ミゼラブル」 博多座

teru10162013-08-28

13時〜 5000円 東宝ミュージカル

久しぶりのレミゼ博多座へお帰りなさーい♪ 前回は2007年だから5年も前だ。
当時は通ったなぁ〜よくそんなにお金があったものだ^^;
だいぶ節約も身についてきて、3階席でも楽しめるようになったかな。
残念ながら今回出演予定だった山口祐一郎さんは急遽降板。ちょっと心配。。。
怪我から回復された福井昌一さんと四季出身の吉原光夫さんと他2名でジャンバルジャン、ジャベールそれぞれでトリプルキャストをこなす。
同一公演でバルジャンもジャベールもやるなんてすごいな。。。と言うかできるものなんだ。
私が観た回のメインキャスト
ジャン・バルジャン:福井昌一  ジャベール:吉原光夫  マリウス:山崎育三郎  テナルディエ:駒田一  アンジョルラス:上原理生
ファンティーヌ:里アンナ エポニーヌ:昆夏美 コゼット:磯貝レイナ

2009年からオリジナル版と違う演出が始まったと聞くがそれを観るのは初めてだ。
どきどきしながら開演を待つ。地味な緞帳に原語の題名が書かれている。

おなじみの生演奏、これは変わってないなぁ〜 一気に物語に入り込んでいく。
幕が上がると、おお〜こないだ観た映画の冒頭シーンと似ている。 船をこぐ罪人たち、その中にバルジャンが。
福井さん、声はいいけど体は小さく見えるなぁ〜 顔が小さいからかしら? 
冒頭から仮出獄してあちこちで忌嫌われて教会で牧師さんに優しくしてもらい、
食器を盗んで捕まったのに見逃してもらって「俺はなんてことしたんだー!」って
絶叫するまでが早い、早い^^;  福井さんもテンション高くて、切れそうな感じ。
ファンティーヌが勤める工場の経営者になってからは落ち着いていい感じ。 いや、かなりいい。

そして第2幕では見せ場のバリケード、まんなかが少し窪んでいて、ちょっとハート型を思わせる。
新演出では盆が全く回らないので、お気に入りのガブローシュが撃たれるシーンや、アンジョルラスの絶命シーンはいかに?
と心配していたら。。  すごく良かった!  間接的に見せたり、場面を変えて見せたりと工夫されている。
地下道のシーンは映像やスモークでうまく表現されていて、高い技術を感じた。
ジャベールの自殺のシーンも映像と道具を組み合わせたものでいいね、うん。

吉原ジャベールは予想通り、声も体も大きくて強い信念を持っていることを感じさせる。
だが、これがバルジャンになったらどうだろうか?
やっぱり他のキャスティングも見るべきだったな。
吉原さんは四季時代のイメージが強いので、切り替えねば。

マリウス他、血気あふれる青年たちは良かった。 この時代の青年たちの熱い思いは日本の全共闘時代のそれと通じるものがある。
詳しい内容はわからないけどなんとなくね、なにもかもに反発していた時代というか。
死をかけてやることは迫力が違う。 舞台にのるとちょっと変わるんだけど、育三郎君はすてきだった。
アンジョ役の上原理生くんがすっごく良かった、岡アンジョ、吉野アンジョに続く素晴らしさ。

抜群の歌唱力を誇る森公美子さんは別格のすばらしさ! その豊満な肢体と共に素敵な演技を堪能しました♪

やっぱり、私レミゼ好きやな〜(^^)