「拍手という花束のために」福岡市赤煉瓦文化館

teru10162013-10-16

19時〜 演劇書を読む会

演劇集団キャラメルボックスの製作総指導をされている加藤昌史さんの本。
実に具体的で実にわかりやすい。私たち観劇者にとっても縁劇関係者にとっても読む価値のある本だと思う。
具体的な数値で費用から動員数までを把握されている。劇団を持っている人、持ちたい人には必見かもしれない。
8年ほど前の本なので金額は変わってきているかもしれないけど。

脚本から舞台化に至るまで、作家の成井さんとスタッフ、役者とともに走り回られる。
その根本にあるのが、観にきてくれる人のために、という精神。
「チケット代の倍返し」というとても2005年に書かれたものとは思えない文言を見つけたw

こつこつと公演を繰り返していくだけなく、突拍子もないオファーにもひるまずに立ち向かう、
元気の塊のような人だ。それは大学生のときから始まっているので、やっぱり資質があるんだと思う。
凡人にはなかなかマネのできないことだけど、参考になる部分はたくさんあると思う。

やりたい!と思うことは結構やれるんじゃないのかと最近よく思うようになってきたし、
いろいろ元気づけられる本は多い。ひとりで読むだけではわからない気づきもある。
なかなか参加者が増えないのが残念だけど、また次回に。

12月第3水曜日、課題本「俳優のノート」山崎努 文藝春秋(崎は違う字ですが、文字化けするので了解ください)