「謝罪の王様」 映画 

1000円  
監督:水田 伸生 脚本:宮藤 官九郎


レディースデイ2本目は、大人計画の看板俳優、阿部サダヲ主演の「謝罪の王様
阿部サダヲ以外にもたくさん舞台役者が出演するので見逃せない。
「舞妓 Haaaan!!!」も内容は覚えてなくてもいろんな場面でですごく印象に残っていて、やっぱりクドカン作品はすごいなと実感。
私は一回も見ていなかったけど、NHKの「あまちゃん」はすごく評判が良かったね。

東京謝罪センター所長、黒島譲(阿部サダヲ)は客の替わりにどんな難問でも謝罪して許してもらう。
ヤクザとトラブった典子(井上真央)はそのまま社員となるのだが。帰国子女のせいかどうにも常識はずれ。
セクハラで訴えられる下着メーカーの沼田(岡田将生)や
エキストラの問題が国際的な事件に発展して困惑する映画プロデューサー和田(荒川良々
などなど、あらゆるケースの問題を失敗しつつもなんとか謝罪で解決していく。

訴訟相手の弁護士、箕輪正臣(竹之内豊)が実は父?とか、映画俳優の南部哲郎(高橋克実)が国民的英雄?とか
他にもいろいろ、ありえないような伏線がたっぷりでかなり面白かった〜
国を救った「わきげぼうぼうじゆうのめがみ!」はしばらく耳にこびりついて離れなかった。
気になる人はぜひ見よう。
沼田を訴えている女性、美咲役の女優さんがさっきみた「そして父になる」のみどり役だった尾野真千子だと知ってびっくり。
全然雰囲気が違うなぁ、女優さんは化けるな〜

黒島がこの仕事を始めるきっかけになったラーメン屋の店員舟木(松本利夫)はEXILEの人?
ラストで男女が歌って踊りまわるシーンがあって、それはそれで楽しかったのだけど、展開的に急だったのでちょっと驚いた。
たくさんの女の子はE-girlsというグループのようだった。
また事務所がわりに使っている「泣きねいり」は昔懐かしい喫茶店でカレーやミートスパなど美味しそう。
カレーをぐちゃぐちゃに混ぜて食べるという伏線が。。。おっと。。

割に常識的な黒島に好感を持った。実際に参考になることはあまりなさそうだけど、誠意を持って相手の立場になって謝る、
ということは本当に大事なことだと思った。国家間のそれになると苦い歴史もあって難しい場面も多いけど、期待したい。
NYプレミア試写会ではかなりアメリカ人にも受けたようだし、笑は世界を救え。。。ればいいな(^^)