「振り子とチーズケーキ」 西鉄ホール

teru10162013-10-23

19時〜 6500円 小林賢太郎

脚本・演出 小林賢太郎

久しぶりの小林賢太郎ラーメンズで一回、ポツネンソロライブで一回、KKPで一回観た、と思う。
今回は二人芝居、相手役の竹井亮介さんは顔とかは全然違うんだけど、雰囲気が井上ゴムさんみたいな方。
ちょっとふくよかでなんだかゆ〜〜ったりした感じですぐテンパっちゃうような感じ。
小林賢太郎さんとは正反対な感じ。この組み合わせはとても良かったな。

公園で拾った日記を読んでしまった図書館勤務の男性(竹井)はいろいろと書いた人を想像する。
読んでしまった自責の念からか自分の中のもう一人の自分が出てくる(これが小林賢太郎
なぜか花柄スーツを着た賢太郎さんは本物の自分にツッコミ満載。
チーズケーキは見る角度によって、形(考え方)が変わるというたとえ。
正方形だったり、長方形だったり、三角だったり。
振り子は揺れ動く自分の考え、立場とか。言い得て妙、とはこのことだな。
演劇の脚本を書く人はものすごく想像力が豊な人でないと務まらないだろうな。

どんなに頑張っても自由研究の題材が思いつかなくて泣いていた自分と
いとも簡単に毎年とんでもないアイデアの自由研究をやってくる友達がいた小学校時代を思い出す。

と、変なたとえを出してしまったけど、小学校時代にあまり本を読んでいなかった自分を思うと、
そういう発想の貧困さもありかなと妙に納得してしまうありさま。

十五少年漂流記」「八十日間世界一周旅行」「アトランティス」「海底2マイル」
聞いたことはあるし、たぶん読んだこともあるかもしれないけど覚えていない本の数々。

想像力や発想力はやっぱり読書量に比例するのかな〜 いや、今からでも遅くない、読もう。