「踊り場の女」 FUCA BASE

16時〜 2300円 劇団きらら

作・演出 池田美樹


博多座からやっとこさ移動したFUCA、友達と待ち合わせていたので本当に大変だった。携帯がない時代なら絶対無理w

福岡でルームシェアをしている蘭子(オニムラルミ)と典平(豊永英憲)アラフォー独身の蘭子は実家と離縁状態。
東京で俳優をめざすもちょっと挫折して福岡へ中途半端に戻ってきている典平、30歳。
明るくてすぐ小銭で典平にバイトさせる蘭子だが、実家との確執が一番の懸念。死んだときの連絡先を50万円で典平に託す。
あるとき事故で意識不明の重体になった蘭子。悩む典平、恋人のヒナ子(長澤かな)蘭子の昔の同居人、篠沢(手島曜)と
相談して実家に連絡をするのだが・・・・

蘭子の実家とか典平の夢や仕事の話とか、とても共感を持つ部分があって、あーそうそうと頷きっぱなし。
弟の嫁を演じる池田さんの口調がすごくてどきっとした。でも大家さんのときは可愛かった。上着などの小道具で
人物を入れ替える手法は単純で効果的だ。客演の寺川長さんもいろいろな役をこなす。
同じく客演の手島さんはあちこちにアドリブをかまして、役者や観客をけむに巻く。
それで池田さんいわく「福岡の怪優」w 言い得て妙だ。
オニムラさんはいつもは名脇役という感じだったのに、主役ですごく輝く。豊永さんとの絡みも絶妙で長く一緒にやってきた
信頼感が見える。豊永さんは今回で退団という噂を聞いたけど本当なのだろうか? そうだとしたらすごくショックだな。。

初観劇の友達が言うには、こんなに近くで見れるのにびっくり、ほとんど道具はないのにあるように見えるのがすごい、
想像する部分が多い。 おーそうだな、と改めて思う。当たり前のように観てきた舞台。改めてそのすごさに感動。
この感動を得られるからずっと演劇を観るんだな。ありがとう。