「かなしいしあわせ」 シゲキバ

teru10162014-04-02


20時〜 1000円(レディースデイ) 劇団Hallbrothers

作・演出 幸田真洋

今年が15周年ということで、公演をいつもより多くやろうという試みのようだ。
今回が公演ラッシュ1。そして4まであるらしい。 今回は以前やった公演「65%悲劇」のリメイク版。
内容は詳細に覚えてはいなかったのだけど、進むうちにだんだんと思いだしてきた。
そうそう、いろんな人がいろんな考えを持っていて、どうしてもそれを他人に押し付けがちになる感じがあったやつだ。
特に身内でそれをやられるときついものがあるよね。
他人でもやはり生き方をあれこれ指図されるのはいやなものだ。

助言と押し付けは違う。とは言いながらその線引きはとても難しいものだ。
自分も親にいろいろ言われていやな思いをしてきたのに、子どもにはつい言ってしまう。なんだかな〜。。。
「逃げてるだけじゃん!!」とか加奈ちゃんに言われてグサー!がーん・・・・つ、つらいw

それにしてもなんだかホールブラザーズがすごく身近に感じられて楽しかった。
劇団員全員で客入れから受付から誘導からぜーんぶをこなす。もしかして初めてかも。
そういえば、薬院から歩いていってお決まりの迷子になったときに、たぶんちらしを持って立っていたのが日巻さんだったのかな〜
わたしのような方向音痴にはほんとにありがたい。

英理子の挫折した感情はとてもよく出ていた。能天気な高山にずかずか突っ込まれてもクールに割り切っていたし。
世の中、主張よりもあきらめの方が多い(重要?)のかもしれない。
それにしても不倫とか浮気とかいとも簡単にやってしまうって・・・独身にはちょっと厳しい内容かも。

自分の「65%悲劇」の感想を見てますます思い出した。カフェ経営の理沙の旦那さんは前回もかなり良かった模様。
今回は幸田さん自ら出演。  おおおかっこよかったよ!幸田さん。 いい役を振られる役者さんはやっぱり得かも。
そういうイメージがついてしまうからね。 でも悪役も大事ね。 というかどんな役でも大事ね^^; ←支離滅裂

そういう意味では山下さんはずっと、何考えているのかわからない若者?というイメージだったけど、
今回のおとぼけ振りはすごく良かったかも。初日だから(?)セリフがぶっとんだとこあったのだけど、
周りのフォロー完璧でした。 これが舞台の醍醐味だわ。

65%の日記を見て、やっぱり役者さんの名前を残すの大事かなっと。
パンフレットもずっと取ってるのだけど、ブログのほうがすぐに呼び出せるしね。

劇団主体の公演は減ってきているようだけど、ここは安定しているし、観るのも安心。
演劇の方向性として、保守派のほうかもしれないけど、それも大切だと思う。


後藤英理子:萩原あや
後藤理沙:永倉亜沙美
後藤理久:高柳一輝
小嶋知美:宮坂幸子
小嶋進作:日巻健太
高山伸明:山下大貴
今岡佑人:唐島経祐
石丸加奈:坂井操
後藤隆文:幸田真洋