「人の気も知らないで」 konya-gallery

teru10162014-06-20


19時〜 2000円 iaku

作・演出 横山拓也

久しぶりの紺屋ギャラリー。場所を完璧に覚えてたつもりがまた道を間違った。というか相当行き過ぎた。入口が分かりにくいのよね(私だけかw)
簡易な椅子が数客あって、前に携帯用の小さな折りたたみの椅子。
下手側後方に腰かけていたら、知り合いから上手がいいからと前のちっこい椅子に移動を余儀なくされる。。。壊れそう。。。^^;
でも思ったより座り心地は良かった。横山さんがいつもの帽子をかぶって客入れをされている。かわいいなぁ。

あや(伊藤えりこ)とこころ(宿南麻衣)は交通事故にあった同僚を見舞った帰りにおさだ(永津真奈)とカフェで合流。
結婚式の余興の打ち合わせのためだったが、事故状況のひどさに茫然のあやとこころ、と、そのために仕事を二人分負わされているおさだ、
三人ともそんな気分ではない。表だけに見える状況と「ことば」がちぐはぐで誤解や行き違い、「思い」をぶつける後輩のこころは
ことばが高ぶりがち。かわすおさだはグチをこぼしつつ厳しい「ことば」をなげかける。二人をとりなすあやも微妙な表情だ。。。

なんというかこういう気持ちや考えのすれ違いって私もよくあったなぁと思う。
それは結局冷静になりきれなくて号泣で終わることが多かったんだけど。
今はもう議論はほとんどしない。あ、違うな〜と思っても口をださない。自分の中で完結してしまう。
それはいいことじゃないよね、とは思っているのだけど・・・
「人の気も知らないで」よくつけた題名だ。

関西弁でのやりとりは非常にテンポが早くて面白かった。女性心理を鋭く突いたこんな作品をよく男性の横山さんが書けるな〜と驚く。
しかも若いし。この作品は第一回せんだい短編戯曲賞の大賞作品だ。芯のあるあらすじと作品を十分に表現する巧みな女優達。
三人とも可愛くて上手いけれど、特に永津さんの美人度とスタイルの良さには目を引き付けられた。

あっと言う間の一時間。こんな芝居好きだな。 iakuは再演ツアーの真っ最中。
福岡公演はFFACが主催。糸山さん、ありがとう(^^)