「ホーリーズナイト」 シゲキバ

18時〜 1500円(2枚きっぷ 一人分) hen house

作・演出 今村映子


素敵な空間を演出するhen house 
今回の舞台は bar Holy'sとその仲間たちって感じかな。
舞台は生ビールサーバーがあるバーのカウンター。
オーナーの堀(梶川竜也)と従業員の千絵(永幡桂子)を中心にして、常連客や出入りの酒屋、一見のおとこ、などなど。。
6階にあってエレベーターが故障しているとあって、客たちはぶーぶー。それでもここに集うのだから居心地がいいのだろう。

初っ端はシャドーボクシングを披露する因幡(立石義江)
作り話だと言って、ジム通いの話を適当にあしらう連れの吉川(野田麻衣)
和服姿も凛々しい遠藤ママ(岩城朋子)城島(篠田昌人)とその彼女みずほ(野中双葉)
それぞれのエピソードが小出しにされていろいろ想像してしまう。
こういう話の作り方って絶妙だな。 
そして落ち着かない様子のおとこ(ましゅう)が飛び込んでくる。
店の前ではパトカーがいて何か事件があった模様。。まさかね。。

開演前からカウンターでは堀、智恵、因幡、吉川の4人でなにやら雑誌を覗きこんで談笑している。
こういう場面って緊張しないのが俳優なんだな〜 あまりに自然過ぎてつい声をかけそうになったよ。

因幡の素直なキャラもおもしろかったけど、みずほのがらっとかわる口調と態度がかなり面白かった。
そして、ママは強烈だったな〜〜 発声や細かい表情が大胆であり繊細であり。こんな役は岩城さんでないとできないだろう。
そして偶然だろうけど、堀、城島、おとこ、三人ともちょっとなよなよっとした頼り無い感じが現代の男を象徴してるようだった。

あーそういうことかと気がついたのがかなりあとのほうで、私の想像力もたいしたことないと再認識。

作・演出の今村さん、出番は少ないものの重要な役で出演もされていて女優としても素敵だな。
hen house、ますます好きになりました(^^)

あ、そういえばグラスが全部不透明なグレーだったんだけど、あれは作り物だったのかな。。