「201X年の記憶」 ぽんプラザホール

teru10162015-04-24


19時半〜 1400円  劇団ユニットそめごころ 

作・演出 石田聖也

会場は中央に斜めの舞台、四方回りに二列づつの観客席。
舞台上には平行に二列のカーテンレール。
学校の机と椅子のようなものが散乱している。
どこかで観た事があるような。。。。ブレヒト

夜の教室?一人の男の記憶がよみがえる。
レコードに針を乗せたとたん。。。

先日観た野田秀樹の「エッグ」と少しダブった感覚を持った。
なぜかな。。
そうか、今まで野田戯曲をいろいろ上演してきたそめごころ。
オマージュすることはあるかもしれない。 
記憶の書き換えってキーワードがあったかな?それとも読み取り?
現代の情報の早さとか一人歩きとか。
少し昔の懐かしい風景とか。
スローモーションを多用する演出とか。
同じシーンの繰り返しとか。
今回は散乱する紙も似ていた。

ただ、年齢的には圧倒的にこちらが若い。
その瑞々しい感性はステキだった。

いろんな現実の事件に対する直接的な演出は衝撃的だった。
「殺す」とか「切り刻む」とか。

主役の二人の女性(おそらく同一人物?)をやったガラパの山崎瑞穂さんと
吉田理子さん(初見)は良かったなぁ〜
山崎さんはいろんな役ができるし、その強さがいい。
吉田さんは「記憶」の役?のせいか中性的なイメージが。
言葉使いや衣装、髪形、メイクがすごくナチュラル。
地味な感じなのにインパクトが強かった。そめごころの所属ではなさそうだ。

こないだ1/4で地味な先生役だった、清水ミサさんは全く違う感じの美猫女。にゃぁ〜
ホールのベテラン女優の宮坂幸子さんは先生役、お母さん役、記憶のパパラッチ役がはまり。
殺された女子役は佐藤柚葉さん? 優しい顔つきがはかなげで可愛い。

正直、ストーリー的なものは何も説明できないのだけど、(置いていかれる〜〜汗)
場面も時空間も行ったり来たりしているようで。
でも全体的に心地よい空間だった。厳しいシーンもあったし、
舞台の構造上、セリフを言ってる役者さんが見えないこともあったけどね。

劇中歌担当の高倉周作さんのアフターライブが週末にはあったようだ。
YOU TUBE で観てみた、上手い! すごくいい!! 観れなくて残念。。。

そめごころ、これからも期待しています(^^)
しかし、このちらしの表は題名より、劇団名の方が大きくてあれ?って思った。インパクトはあるかな〜

キャスト
吉田理子
山崎瑞穂
古野裕基
清水ミサ
権藤拓
高木理咲子
宮坂幸子
佐藤柚葉
君島史哉
藤田あやか
田島宏人
せとよしの