「三之助をみたかい?in 福岡 Vol.23」 LIV LABO(リブラボ)

teru10162015-04-26


18時半〜 2500円(ドリンク代込み) 柳家三之助

うわさはかねがね聞いていた三之助師匠の落語独演会。全国をまわっているのだそうだ。
小さな小屋で目の前で落語を聞く。これは贅沢だよね〜
3〜40名程度の椅子席の前にに緋毛氈を敷いた高座がどどど〜ん。
ここはライブハウスなのかな?周りにはいろんな楽器も置いてあった。

今回の目玉話は海外での落語話。それもアフリカのタンザニア。 
いったいなぜ?というところから始まって海外旅行につきもののトラブルまみれの道中。
笑っちゃえない話だけど、ネタとしては美味しかったのかなw それはそれは長〜〜いマクラでした。

「堀の内」
そそっかしいにもほどがある、って感じの話。
まあ、それはそれは粗忽者の男。下駄とゾウリを片々に履いて足が短くなったと大騒動したり、
顔を洗って猫で拭いたり、これじゃあまずいと堀の内のお祖師さま(おそっさま)にお参りしたらいいと、
さっそくでかけるが、その道中も失敗ばかり。弁当と思っていたのが女房の腰巻だったり、
トドメに財布ごと賽銭箱に入れてしまってがっかり。。。
帰って息子を連れて銭湯にいくが、そこでもよその女の子を脱がしたり、息子の背中と思ってたら銭湯の壁だったり(爆笑)
テンポがいいよね〜 さすがにこんな話を聞くとかなりそそっかしい私でも「まだましだわ」と自信がつく。

「一人酒盛」
お酒に目がない熊、女房が留守の間にもらった上物のお酒を友達の留を呼んで一緒に飲もうというが、
燗つけさせたりぬかみそ漬けを切らせたり歌わせられたりしてさっぱり留まで回ってこない。
なんだかんだで五合全部飲んでしまった熊に切れる切れる。
アハハ!!ここまで来るまでに飲ませろ!って言えばいいのにと思うよ〜
ほんとに酒飲みって困ったもんだ(私が言うか)
それにしても師匠の飲みっぷりはすごい。べろんべろんで本当に酔っぱらっているみたいw お酒の落語は楽しい♪

タンザニアでの落語はあちらに在住している日本人のホテル経営者からのお誘いだったようで、
きっかけは北海道での「三之助をみたかい」に来られたときということ。
縁って面白いものだよね〜 まるで落語みたいw
それにしても日本と海外の文化の違いってかなりある。
あまり海外に行ったことがないので、すごく興味深かった。
発展途上国のそれで一番良かったことは「時間の概念がない」
ということ。予定を立てないこと。だったらしい。
「今」が全てで「未来」はまだわからない、というか。
今日の夕飯ですら、今日手にいれた食材で作るというのんびりさ。

いろいろとトラブルはあったものの、のんびりとスローライフを満喫してきた模様。
東京に戻ったらスケジュールがいっぱいでうんざりしたというから(笑)

ひと昔前の日本がまだ世界には残ってるんだよね。時々戻ってみたくはなるけど、
もう戻れないね。なんといってもインターネットがない時代にはもう戻りたくないよ。
とネット中毒の私でした^^;

三之助師匠、まだまだのんびりしていられませんね!