「あの人、賃貸だから」 博多リバレインホール

teru10162015-07-10


18時〜 1500円(DM割ペア券一人分)劇団Hall Brothers

脚本・演出 幸田真洋

ここのところ、家系?のお芝居が多いホールブラザーズ、身近なちょっとした話題を拾って膨らます手法は面白い。
しかし、それにしても、前半からかなりきな臭くて、この和気藹々な感じがきっとどろどろになるんだろうなと想像された。

ある地域のコミュニティで夏まつりの実行委員会が収集された。
斬新なアイデアを募るために20代〜40代で構成された委員会。
全員が初めての参加で、引っ越してきたばかりのメンバーもいて、そろそろの発信となった。
その中のコミュ障?の古賀さんがかなりひっかきまわしてくれて、それでどんどんメンバーの嘘が暴露されていくという方向へ。
更にとても「いい人」である川畑さんをつるしあげる大人のいじめ。
見て見ぬふりのつもりだった中村さんがついに口を開いた・・・・・さあどうなる?夏祭り。。。

古賀さんのような人はいる。「凝り症」かと思ったら「コミュ障」だった^^; まあ違うけど似てるかも。
挨拶すらできない、ということは結局自分に戻ってくることであり、周りは不愉快になるだけだからそこまで罪はないかな。
ただ、言うことと思ってることはかなり違うようで、陰湿なちくりなどは罪だなと思う。
原田、高木、木下三人の川畑さんへの直接的ないじめはまるで子どものそれを見ているようで、ちょっとあきれた。
ここまでやる大人っているのかな?? どちらというと中村さんタイプは多いかも(私もそうかなぁ)
いつも無難に当らず触らずって。でもそれがいい場合と悪い場合もあるんだよね。
本当にコミュニケーションって難しい。

今回のタイトルだけど、賃貸か持家かでそんなに周りの意識が変わるとはあまり考えたことがなかったのでちょっとびっくり。
その両方には関わらず、小さい子どもがいる家族は一戸建てがいいなとか、年取ったら集合住宅がいいなとかは思ってたけどね。
世の中の意識もそうなんだろうか?

ラストはあっけない気もしたけどホッとした、これが大人だね。
有料パンフは300円。キャストへのインタビュー記事が面白かった(^^) 

次回は9月、今度は博多市民センターに雑居ビルが立つそうだ、わお!

キャスト
川畑:峰尾かおり 原田:萩原あや 中村:永倉亜沙美 高木:高柳一輝 古賀:唐島経祐 木下:幸田真洋