「博多九龍家族」 湾岸劇場博多扇貝

teru10162015-08-28


20時〜 1800円 博多力派演劇 南無サンダー 

作・演出 安部将吾

直前まで公演情報を聞かなかった。風の便りでどうやらやるらしい?
あわててツイッターで情報を募るとさすがのネットワーク。
ちゃんと情報提供していただいた。

もちろん、会場は扇貝。場所が固定しているってのは安心感がある。

今回はホームレスが集まる川沿いの街の話。そんなところで戦いは不要な気はするが、やっぱり世間はそっとしていない。
俗世から逃れて安寧の地を求めてきたウミヒコを追ってカワノがやってきて俗世に連れ帰ろうとする。
実はカワノの姉のチヨはこの街の長?見守っている者なのだけど、ちょっと複雑そうな感じ。
街の澱み、ニガウリ、アマウリの2人は元気な妖精たちだ。夏の夜の夢のパックみたい。葉っぱのついた衣装を着ていて可愛い♪
しがらみが溶けるようお祈りの毎日だが、ざわざわとした予感を感じる二人。
住民のソラジ、ヤマサン、少女カナタは川の向こうへ紙飛行機を飛ばして想いまで飛ばそうとしている。
安定はくずれてしまうのか。。。

お金を拾ってもねこばばせずに届けるというなんだか妙に正義感の強いやつら。
愛すべき人物にもやっぱり誘惑の手はのびるんだな〜 だって人間なんだもん。
キーになるのは紙飛行機。川の向こうへ届いたら自分も変われるのかも、と思うのか。
チケットは紙飛行機の形に折って、ラストで舞台に向かって投げる、想いを加速させる。
チケットなくしたくないなぁと思ってたけど、帰りにたくさん拾えた、ラッキー♪
でもちらしは最後まで手に入らず。。がっくり。。

今回の乗り物はもちろんでっかい紙飛行機w 
でっかいロボットみたいなものに立ち向かっていく様は戦隊物さながらの迫力だ。
いやー子供心に帰るというか、すごく笑ったし、どきどきした。
男女ともカッコいい役者さんばかりで南無サンダー大好き♪

それにしてもこんなに宣伝遅いのに満員の観客に驚く。個人的な繋がりの深さなんだろうな〜

せっかくツイッターのアカウントを取ったようなので、次回は早めの情宣をお願いします(^^)

キャスト
ニガウリ 松下久美 
アマウリ 梅田梨紗
ウミヒコ 山崎慎也
ソラジ  安部将吾
ヤマサン 山口修平
カナタ  小畑佳子
カワノ  奥田奨
チヨ   庵原陽子