19時〜 演劇の映像を観る会
平幹二郎の「王女メディア」、2016.10.22亡くなった平さんの追悼企画だ。
演出は故蜷川幸雄氏。
どちらの作品もいくつか観ているけれど、この組み合わせは初めてかも?
それにしても王女メディア、男だけのこの作品、えぐいな〜
女の業のすごさは王女だからとかは関係ない。
だけど、ここまですごい復讐を成し遂げるのはメディアの愛の深さ故なのかもしれない。
特に、夫の再婚相手を殺す方法なんか恐ろしすぎて声も出ないわ。
実のこどもを殺してしまうのも言い訳はしてるけれど理解できないし。
口から赤いリボンを引き出すお得意の演出はいつ観ても衝撃的。
今回は血というより慟哭という感じではあった。
生の舞台の迫力には敵わないけれどとてもおもしろかった。
なかなか舞台を観れない状態が続いているので、テンションを上げるためにも
いい作品を提供してくれる薙野さんに感謝しています。