「日本の現代演劇」福岡市赤煉瓦文化館

teru10162017-06-21


19時〜 演劇書を読む会

扇田昭彦

一昨年、亡くなられた扇田さんの演劇への愛情がたっぷり詰まった著書。
数多くの作品をその舞台、俳優、稽古、背景などから詳細に書きつづったこの本は、
見た事がある舞台には共感を、観たことがない舞台には憧れを持って読み進められた。

今回は3人の参加で若干話がそれてしまい、(それはそれで面白かったのだけど)
内容の詳しい議論とまではいかなかった。
それでも、扇田さんの観た、関わった作品の多くを読めて良かった。
1980年代というサブタイトルが最後だったけど、その後の演劇は停滞しているようだと
薙野さんが言われていた。
私はまた20年ほどしか観ていないけれど、演劇全体の盛衰状況はなんともわからない。
ただ、普通の演劇ファンは増えたような気がするんだけど、どうなんだろう。
また、別な方からも福岡の演劇が停滞しているので盛り上げたいとの話を聞いた。

いろんな劇場の話とかも聴くにつけ、
きままな観客だけじゃダメだなと反省しきり。
だからといって解決策も思い浮かばないのだけど。。

次回は8月第3水曜日
本は「遊びのなかの演劇」関矢幸雄著