1100円
ＫＢＣシネマで評判の映画を見つけたので久しぶりの天神行。
ここは駐車場補助があって1時間100円で利用できるのでとても助かる。
監督、キャスト共にイラン出身者。そして本年度アカデミー賞外国語映画賞を受賞した。
しかし、トランプ政権の入国制限命令への抗議のために、受賞式をボイコットした。
エマッド、ラナ夫婦は役者で「セールスマンの死」を上演に向けて稽古の日々。
棲んでいるアパートが崩壊の危機になり転居。そのアパートでの出来事だった。
入浴中に何者かに襲われ、怪我と心の病をこうむったラナ。
警察に届けようとしないラナに憤慨し、自分で犯人探しを始めるエマッド。
そしてなんとも悲惨な結末。。
衝撃の展開とか、ありえない結末とか感想で観たけれど、内容的にはそんなに意外でもなかったし、
こういう事件では国や習慣に関係なく、こういう思いに至るのではないかと。
家族愛に至っては、感動的な場面も多くて万国共通だとも思った。
ただ、警察の無能さという点ではかなり強調されていたし、実際のお国の状況はそうなんだろうな〜
「セールスマンの死」を観たことがないので、重要なキーワードである「セールスマン」がよくわかっていない。
だから自分の読みが浅いと感じる。
それにしても先生をしながら役者もやる。佐世保の白濱さんや青森の畑澤さんを思いだしたよ。
生徒がたくさん観にきてくれるのってうれしいだろうな〜
エマッド、ラナとも美男美女で、舞台のメイクシーンが面白かった。シンプルメイクなのに別人になるよね。
ラナが混乱して上演中止になるシーンがあったけど、先日のマニアック先生シアターの上演中止と重なって複雑な思いだった。
いい映画だった。
キャスト
シャハブ・ホセイニ（エマッド・エテサミ）
タラネ・アリドゥスティ（ラナ・エテサミ）
監督・脚本 アスガー・ファルハディ
