「春風亭小朝 独演会」 北九州芸術劇場中劇場 

teru10162017-11-23


14時〜 4000円 主催・シアターネットプロジェクト

ぽっかり予定が空いて、何か観たいなと思って検索したら、なんと2枚リセールが出ていた小朝師匠の独演会。
なんてラッキー! しかもG列! 今年最後の運を使い果たした?!

「好色成道」「時の氏神」2作品続けて、中入りのち、「水戸大神楽」をはさんで、最後に「男の花道」
上手いね〜よく話せるね〜〜 広い会場だからマイク付きではあるのだけれど、たぶん肉声でも届くのではないだろうか。

「好色成道」
若いけれど勉強不足のお坊さんが、美しい女性を抱くために必死で勉強して立派なお坊さんになったという話。
女性は菩薩様であったのだろうと法華経で説かれている無相寂然の境地に近づいたお坊さんは悟ったそうな。
なんとも純な話だけど小朝さんはやっぱりちょっとエロチックにお話しされる。

「時の氏神
倦怠期を迎えた夫婦が、妻の妹の夫婦仲を取り持とうとしたが、逆に冷え切った自分たちの仲が良くなるという話。
妹は姉からの頼まれで夫婦喧嘩を演じただけだった、というのがオチ。
実に面白かった。菊池寛の小説を落語にしたものらしい。

水戸大神楽
幕間の柳貴家雪之介さん演じる大神楽もお見事でした。
若い方だったけど、伝統芸の口やあごなどでたくさんの小道具を重ねて支えたり回したり、
その中でも出刃包丁2丁には参った。ひぃ〜
おなじみの傘でいろんなものを回すのも見た。今でも継承している人がいるのだな。
失敗しないのだろうか(怖)

「男の花道」
2月に博多座歌舞伎で観たものだ。
役者歌右衛門と医者玄碩の心温まる人情話し。わかっていても涙が出る。
歌右衛門女形なのでどうしても恋愛物のように見えるけど、
男の友情なんだよね(笑)

小朝さんは上手いなあ。 今回は前で観れたけど、やっぱり落語は小さい小屋で観たいな。
ちょっとした表情やしぐさもよく観えるところがいいよ。
そういう小さなところでやります。というチラシが入ってたよ。チェックチェック