12時半〜 7800円 PARCO PRODUCE 2018
原作 ジャン・アヌイ
翻訳 岩切正一郎
演出 栗山民也
アンチゴーヌは、反逆者として野ざらしにされていた兄の遺体に弔いの土をかけたことで、捕えられてしまう。
王クレオン、は一人息子エモンの婚約者である彼女の命を助けるため、土をかけた事実をもみ消す代わりに、遺体を弔うことを止めさせようとする。
だが、アンチゴーヌは、「誰のためでもなく、自分のために」と、法に背いても自分を貫こうとする。
兄を弔うことを止めず、自分を死刑にするようクレオンに迫るアンチゴーヌだが……。
クレオンは、国の秩序を守るため、苦渋の決断を下す。
以上公式HPより。
最近、あらすじをまとめきれなくて引用ばかりになってしまってる。
歳だからご勘弁願いたい。
変則の舞台に案内されてとてもわくわくしたのだけど、対面の観客席は苦手だ。
役者でなく観客と対峙するのってすごく苦手。目のやりどころがない。
まあそういう不便も我慢した。
十時に作っている舞台にアンチゴーヌらが登場。ものすごく近くでのけぞりそうに感動。。
優ちゃんや生瀬さんがほんの目の前にいる。これってすごくお得感が満載。
身体の隅々までみえる。感動のあまりに自分の身体が硬直する。
そんな中でアヌイのアンチゴーヌが始まる。
シンプルな舞台と衣装で出てきたアンチゴーヌ。
そんなに多いとは思わなかったけど、でも、やっぱり多かったセリフをよどみなく聴く。
最初はプロローグの高橋紀恵。すごいね、この導入部の重要な役目。
そしてアンチゴーヌやクレオン、そして乳母やイスメーヌ。
イスメーヌはイキウメの伊勢佳代さんだった。
観たことある女優さんだとは思ったのだけど。
クレオンの渋さは、おちゃらけの生瀬さんとは全く別人だった。
エモンのカッコ良さは芝居において重要。
そして衛兵たちのリアルさは抜群だった。
感動の舞台だった。。
キャスト
アンチゴーヌ 蒼井優
クレオン 生瀬勝久
乳母/コロス 梅沢昌代
イスメーヌ/コロス 伊勢佳世
衛兵 佐藤誓
エモン/衛兵 渋谷謙人
伝令/衛兵 富岡晃一郎
プロローグ/コロス 高橋紀恵
小姓 塚瀬香名子