19時半〜 2000円 ヒカリノオト
脚本・演出 松岡伸哉
明子は15歳のときに正輝に声をかけられ、自宅2階で監禁されていた。
暴力やレイプ、数々の虐待を受け、21歳で逃げ出したが・・・
優しかったり怒鳴ったり殴ったり泣いたり、DV男は感情が支離滅裂だ。
鍵のかかっていない部屋なのに、逃げ出せない。
5年を経て戻った自宅では母親とぎくしゃくしてしまう。
トラウマを抱えてしまっている明子だったけれど自分自身としっかり向き合った結果、
気持ちを前向きにしていく。
実際にあった少女監禁事件は記憶に新しい。
どんなに怖かったかと厳罰にしてほしいと私は強く思っていた。
ほんの一瞬の勇気を持ちたいんだ、と松岡さんは書いていた。
自分の思いを作品に込めることができる作家さんはステキだ。
加害者の弟を「勇気」と名付けたのはそういう意図もあったのかな〜
母親はつらいものだ。嫌なことから目を背けてしまいがちだ、私もそう。
でも、それじゃいけないんだよね。
最初は絢子さんの役は何か分からなかったけど、そっか。明子自身だったんだと
最後に気がついた。すごい演出だ。
なつかしい音楽がいっぱいでちょっと昔の設定なんだなと。
いつものファンタジーと違って、怖い話だったけど、うまくまとまって見ごたえがあった。
役者さんが良かったなぁ〜〜
中島夫婦にご挨拶できました♪
すごい役どころでちょっと笑えた(ごめんね)
キャスト
明子 立道心
正輝 中島荘太
幸子(明子母) 杉山英美
鶴子(正輝と勇気母)立石義江
梨田 中島絢子
勇気 松岡伸哉